スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは8月11日付けで、鈴鹿サーキットで8月26~27日に開催される第6戦『第46回インターナショナル鈴鹿1000km “SUZUKA 1000km THE FINAL”』の参加条件を発表した。
スーパーGTでは、各レースを前に各車両の最低重量、エアリストリクターや性能調整重量を定める参加条件がチーム向けに告示され、各車両はその数値に合わせなければならない。
GT500クラスでは、DTMドイツツーリングカー選手権と統一化したクラス1規定のもと参加条件を設定。レクサスLC500とニッサンGT-RニスモGT500は規定に則っているため参加条件は特に定められていないが、ホンダNSX-GTは市販車のエンジン搭載位置に合わせてミッドシップ化しているため、参加条件が定められている。
そんなホンダNSX-GTの競技車両最低重量は、第3戦オートポリス以降と同じく、1034kgとされた。
GT300クラスもブランパンGTシリーズのBoP(性能調整)をもとに数値が定められているFIA-GT3車両の参加条件が公開された。
ブランパンGTのBoPは各コースの特性によって事前に定められている。そのBoPにより、第5戦から車両重量に変更があったのは、以下の車種だ。
アウディR8 LMS:BoP+15kg→+45kg
BMW M6 GT3:BoP+20kg→+30kg
ランボルギーニ・ウラカンGT3:BoP+25kg→+55kg
フェラーリ488 GT3:BoP+5kg→+25kg
メルセデスベンツAMG GT3:BoP+5kg→+30kg
ポルシェ911 GT3 R:BoP+10kg→+20kg
ベントレー・コンチネンタルGT3:BoP+0kg→+10kg
メルセデスベンツSLS AMG GT3:BoP+10kg→+15kg
また、エアリストリクター径、最低地上高に変更があったのは下記の3車種。
レクサスRC F GT3:エアリストリクター径40.0mm×2→38.0mm×2
アウディR8 LMS GT3:エアリストリクター径38.0mm×2→39.0mm×2
ランボルギーニ・ウラカンGT3:エアリストリクター径38.0mm×2→39.0mm×2
フェラーリ488 GT3:最低地上高F:79mm/R:104mm→F:73mm/R:98mm
最大過給圧についても、フェラーリ488 GT3、BMW M6 GT3、ニッサンGT-RニスモGT3、ベントレー・コンチネンタルGT3ともに変更が加えられている。
なお、マザーシャシーを含むJAF-GT車両については、第5戦富士からの数値変更はない。