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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.04.07 22:41

GT500予選《あと読み》:クルマなのかタイヤ選択なのか。昨年王者メーカーから一転、レクサスLC500がまさかの大不振

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スーパーGT | GT500予選《あと読み》:クルマなのかタイヤ選択なのか。昨年王者メーカーから一転、レクサスLC500がまさかの大不振

 昨年の開幕戦で決勝トップ6を独占したレクサスLC500だが、今年の開幕戦の予選では6台中4台がQ1ノックアウト。6号車のWAKO’S 4CR LC500がQ2で4番手を獲得したのがやっとの状況となってしまった。昨年のチャンピオンメーカーに、何が起きているのか。

 予想された20度前後の気温から一転、気温9度という低気温のなかで開催された予選。GT500クラスの多くのチームがタイヤチョイスで温度レンジを外してしまう形となったが、その影響を大きく受けたのがレクサス陣営だった。

 ZENT CERUMO LC500の立川祐路が話す。

ZENT CERUMO LC500
ZENT CERUMO LC500

「今回、レクサス陣営はなかなかタイヤが温まらない。今回は思いのほか、タイヤが温まらないなかで、NSXの方が温まりがいいですよね」 

 立川が話すように、予選Q1の周回数を見ると、レクサス陣営がおおよそ9周を走って8周目、9周目にトップタイムをマークしているのに対して、ホンダNSX陣営は1~2周少ない。

 もちろん、レクサス陣営が全体としてタイヤ選択を外したといえばそれまでだが、昨年まではブリヂストンユーザーとして比較すると、レクサス陣営よりもホンダ陣営がワンランク硬めのチョイスしていた傾向があったが、今年のホンダ陣営はレクサス陣営と同じようなタイヤチョイスになっているという。

 そのことからも今年のNSXは昨年よりもセットアップの幅に広がりをもてる仕様になっているのかもしれない。

 ホンダNSXがパフォーマンスをアップしている状況は多くのライバルが認めているが、昨年チャンピオン、KeePer TOM’S LC500の平川亮の見方は興味深い。


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