レクサス陣営内ではWAKO’S LC500がトップで、Q1ではKeePer LC500との差はコンマ3秒あったが、そこに関しても理由があった。

「サーキットサファリ中に僕がフロントスポイラーを壊してしまって、新しいモノに替えたんですけど、そこでクルマのバランスが大きく変わってしまった。そのえらくバランスが変わった状態でニック(キャシディ)はアタックしてくれたので、そのなかではいい仕事をしてくれたと思います」

 同じくレクサス陣営のZENT LC500のでQ1を担当した石浦は、素直に現在の状況を認める。

「テストから詰め切れていなかった部分があるので、6号車とのコンマ3秒はその部分があるのかなと思います。そこは詰めなきゃいけない」

 今年はブリヂストンが新しい構造のタイヤを開発して、実戦に投入しており、そのタイヤの要素と、2018仕様のラテラルダクトを中心とした空力パーツ、そしてマシンのセットアップの組み合わせが、レクサスLC500のなかでまだまだ煮詰め切れていないというのが、現在のパフォーマンス低迷の理由のひとつで間違いないだろう。

 今回の開幕戦ではそこにタイヤチョイスを外してしまったことが加わり、予選後にどのチームに聞いても「原因がよく分からない」状況だった。クルマ、タイヤ、そして空力、エンジンのそれぞれのポテンシャルはたしかにまだまだ高いのかもしれない。だが、それらの要素がバラバラで調和を欠いてしまえば、いくら昨年のチャンピオンメーカーと言えども、結果は出せない。さらに、もしかしたらTRDの体制変更もそこに影響を及ぼしているのかもしれない。

 いずれにしても、スーパーGT500クラスのコンペティションの高さを改めて垣間見るとともに、レクサスLC500+ブリヂストンユーザーの組み合わせチームの復活には、まだまだ時間が必要だと実感させられた開幕戦の予選内容だった。

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