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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.05.19 16:38
更新日: 2018.05.19 21:04

ホンダNSX&驚速レコードラッシュ祭り。別次元の戦いとなったスーパーGT鈴鹿500クラス予選

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スーパーGT | ホンダNSX&驚速レコードラッシュ祭り。別次元の戦いとなったスーパーGT鈴鹿500クラス予選

 スーパーGT第3戦、2010年以来、ひさびさの300kmレースとして開催を迎えた鈴鹿ラウンドのGT500クラスポールポジションはARTA NSX-GTの野尻智紀&伊沢拓也が獲得した。ホンダは全車がQ2進出、1-2-3を独占している。

 好天ながら、午前中のフリー走行から強風の影響が大きい鈴鹿サーキット。風速は一時15m/sにもなり、鈴鹿サーキット名物の観覧車を止めるほどの強風で、ストレートで追い風、ダウンフォースが欲しいセクター1の高速スラローム区間で向かい風となる、いわゆる「タイムが出る風」だ。

 昨季までの8月に比べて涼しい時季、そしてウエイトハンデも軽めの第3戦での開催ということも含めて、フリー走行からコースレコード続出の状況となっている。

 午後、GT500クラスの予選Q1は、GT300のQ1で赤旗があったため当初予定より10分遅れの15時05分にスタートした。風はやはり強めで、路面はドライ、気温が20度で路温は36度(GT300クラスQ1開始時)。

 Q1、Q2の出走ドライバー登録を眺める限り、大半の陣営はQ2進出を視野に入れた布陣を敷いてきており、それなり以上の手応えを感じている陣営が多いようだ。

 15分間のQ1、動き出しは残り11分を切ってから。まずはEpson Modulo NSX-GTのベルトラン・バゲットがコースに向かい、これに続いて他のマシンも順次コースインしていく。ヨコハマ勢3台とMOTUL AUTECH GT-R(松田次生)は遅めで、残り8分を切ってからの始動。

 残り2分30秒、最初にタイムらしいタイムを出したのはARTA NSX-GTの伊沢拓也だった。これがタイムらしいタイムどころか、それまでのレコードタイム、1分47秒074を大幅に更新する1分44秒806で、そのままQ1のトップタイムに。

 さらにNSX勢が続々と上位に進出し、Epsonのバゲット、RAYBRIG NSX-GTのジェンソン・バトン、MOTUL MUGEN NSX-GTの武藤英紀の順で1-2-3-4をかためる。

 Q1がNSX&コースレコード祭りと化していくなか、KEIHIN NSX-GTだけはさすがに42kgのウエイトハンデが堪えるのか最下位15番手にとどまっていたが、これも小暮卓史がチェッカー後に8番手に入るタイムを叩き出し、NSX勢は5台全車がQ2進出を果たすこととなった。


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