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スーパーGT ニュース

投稿日: 2016.08.27 22:15
更新日: 2016.08.27 22:19

GT500予選分析:まさかの脱落となった上位候補。それでも決勝は勢力図激変の予想

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スーパーGT | GT500予選分析:まさかの脱落となった上位候補。それでも決勝は勢力図激変の予想

 ドラゴ モデューロNSX CONCEPT-GTの武藤英紀、そしてS Road CRAFTSPORTS GT-Rの本山哲がコースレコードを更新してフロントロウを獲得したスーパーGT第6戦鈴鹿1000kmのGT500クラス。この2台が上位に来ることはある程度、予想が付いていたものの、今回の予選では他の上位候補が次々と脱落していく予想外の展開となった。

 まずは優勝候補にも挙がっていたau TOM’S RC Fが予選Q1で11位になり、ノックアウト。「午後になって気温が上がったのでセットアップを変更したら、オーバーステアになってしまいm130Rでリヤがスライドしてスピンしかかってしまった」と、アタックを振り返る伊藤大輔。

 同じくQ1でまさかの脱落となったのが、練習走行ではドラゴに次ぐ2番手と好調だったRAYBRIG NSX CONCEPT-GT。「ウォームアップのデグナーでスピンしてしまいましたけど、それは大きな影響はありません。フラットスポットも出来ていない。単純にアタック中の最後のシケインで行き過ぎてタイムロスしてしまった」とアタックを担当した伊沢拓也。その翌周も伊沢は連続アタックに入ったが、路面温度が44℃にも上がった鈴鹿での予選では、すぐにリヤタイヤが厳しくなって連続アタックのタイム更新は難しい。タイヤのピークを失った伊沢は予選13位と、まさかの下位に沈んだ。

 続く予選Q2でも波乱が起きた。歴代最多ポールポジションを獲得中のZENT CERUMO RC Fの立川裕路がスプーンで飛び出し、まさかのQ2最下位の8番手。「単純に踏みすぎてしまった。縁石に乗ってフロアをぶつける形でアウトに出てしまった。アクセルを緩めれば良かったのかもしれないけど、アタック中なので緩めるわけにはいかない。それくらい予選はギリギリでアタックしていたけど、そのギリギリを最後までつなげて来れなかったのは自分のミス。自分に腹が立つ」と、立川。それでもまだ8番手で決勝ではチャンスもありそうだが、「順位が決まる最後のアタックで、こういったミスをしたのは初めて」と、予選順位以上に立川の落胆ぶりは大きい。


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