前回の富士の予選でもRC Fのブリヂストン勢が全車Q1落ちしてしまうという波乱があったが、この鈴鹿でもRC F+BSが低迷する結果となってしまった。ブリヂストンは第2戦富士の決勝で起きたカルソニック IMPUL GT-Rのバーストの後、安全性を高めたタイヤを導入。具体的にはタイヤの構造を変えたと聞くが、この構造変更がRC F陣営には影響が大きかったようだ。同じブリヂストンユーザーでも、ニッサン陣営、ホンダ陣営ではそこまでの影響は起きていないようなので、レクサス陣営のチーム側の方で、セットアップをまとめ切れていない状況が続いていると考えられる。

 レクサス陣営としての光明は、ヨコハマタイヤを装着したWedsSport ADVAN RC Fが予選4番手を獲得したこと。Wedsは昨年の1000kmでも予選10番手から4位フィニッシュしており、今回は表彰台を狙う展開となる。Wedsの坂東正敬監督が話す。

「ひとまず4番手ですけどレクサス陣営としては予選最上位、そしてチームとしてもRC Fで予選最上位なので、本当にドライバーのふたりが頑張ってくれた。ふたりともスーパーフォーミュラでも好調(関口雄飛が優勝、国本雄資が4位)の流れで、その後のトレーニングもイベントもいいコンディションのまま頑張ってくれました。今回は新しいタイヤを投入してきていて、ヨコハマさんのチャレンジがいい方向にも向かっている。明日はタイヤ次第ですけど、この鈴鹿と次のタイはチャンスなので、いいところを見せたいと思います」

 決勝日はどうやら雨の予報で、5時間を越えるレースの中では当然、時間とともに雨量が異なる展開になりそうだ。タイヤメーカー4社のウエットタイヤの性能とともに、チームのタイヤ選択、そしてドライバーのウエットでのドライビングと、かなりタフな戦いとなることが予想される。そうなれば、ドライでは四苦八苦したRC F+BS勢も息を吹き返し、ミッドシップでリヤタイヤが温まりやすいNSXがウエットで優位になる。決勝レースは今回の予選の勢力図とはまた、ガラリと違った形になりそうな気配だ。

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