スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.11.16 13:40
更新日: 2018.11.16 13:42

新風を吹き込んだ実力派ローゼンクヴィスト。GTへの想いと日本ラストランでチームに驚きのプレゼント


スーパーGT | 新風を吹き込んだ実力派ローゼンクヴィスト。GTへの想いと日本ラストランでチームに驚きのプレゼント

 スーパーGT最終戦もてぎは、ここ2年にわたって日本のトップシーンを沸かせてくれたフェリックス・ローゼンクヴィストの(当面の)日本ラストランでもあった。速いだけでなく、そのナイスガイぶりでも日本レース界に新風を吹き込んでくれた“実力派渡り鳥”は、チームとファンのサポートに感謝しながら、2019年からの新天地となるインディカー・シリーズへと旅立つ。

 昨年はスーパーフォーミュラで、今年はスーパーGT(GT500クラス)でチームルマンに所属し、いずれのシーズンも新人とは思えぬ速さと順応力で、ローゼンクヴィストは玄人筋を唸らせ続けた。

 2017年のスーパーフォーミュラにはピエール・ガスリー、今年のGT500にはジェンソン・バトンという“派手め”なフル参戦ルーキーが同期にいたこともあり、彼らほど目立つことはなかったが、マカオF3で2勝、フォーミュラEなどでも活躍する若き実力者ぶりを日本でもいかんなく発揮。チャンスに恵まれさえすれば、F1でも通用するであろう能力の高さで、ローゼンクヴィストは日本のファンを魅了した。

 9月末、彼が来季2019年はインディカー・シリーズにチップガナッシというトップチームから参戦することが発表されたとき、彼を知る多くの人は彼の栄達を大いに喜ぶと同時に、日本のシリーズへのレギュラー参戦が実質的に不可能となる現実に落胆したことだろう。

 迎えた2018年スーパーGT最終戦もてぎ、金曜にサーキット入りしたローゼンクヴィストに、彼がスーパーGTというシリーズを今、どんなふうに見ているのか、訊いてみた。

「GT500での3つのマニュファクチャラーの戦いを含め、とてもヘルシーな(健全な)チャンピオンシップだと実感している。DTMと基本的には同じ素性のマシンだけど、GT500はより速いわけで、その点も見事だ。多くの人がこのレースに携わっていて、観客も多く、なにより彼らがすごくエンジョイしていることが素晴らしいよね。GT300クラスというコンセプトもナイスだと思う」

 トップチームからのインディ参戦実現はもちろん嬉しいし、誇らしいだろう。だが、「ここを去るのは寂しくもあるんだ」とローゼンクヴィスト。そう語る彼の背後にはツインリンクもてぎのスーパースピードウェイがあるが、今はインディジャパンの開催もなく、近い将来に彼のレースを再び日本で見られる可能性は現状、高くない。今回のスーパーGT最終戦が、日本での当面のラストランになる。

「今回はポディウムで、できたら優勝して、僕のチームのみんなやこの2年間サポートしてくれたレクサス(トヨタ)にグッドバイができたらいいな、と思っている」

 2日後の日曜日、ローゼンクヴィストと大嶋和也のコンビが駆るWAKO’S 4CR LC500は、最終戦の決勝を6位で終えた。残念ながらポディウムでのサヨナラは叶わなかったが、ローゼンクヴィストはオープニングラップで2つポジションを上げ、その後もトップと遜色ないペースで走るなど、最後のレースでも見事な走りを披露した。

ただ、ピットで5秒ほどの作業ロスタイムが生じたということで、大嶋が団子のなかに出ることとなってしまってWAKO’S 4CR LC500は6位に終わったが、大嶋も本来のペースは良く、予選10番手からの表彰台獲得も充分にあり得る内容だった。

■日本のレースを愛したローゼンクヴィスト


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