2018年のスーパーGT GT500クラスでチャンピオンに輝いたTEAM KUNIMITSU。チームを長年サポートするスタンレー電気のブランドRAYBRIGの『RAYBRIGレースクィーン』は、その伝統もありレースクイーンにとっても憧れの存在だ。今季、RAYBRIGレースクィーンを務める沢すみれさんと相沢菜々子さんが、スーパーGT富士公式テストにて開幕に先駆けてサーキットデビューを果たしたので、チャンピオンチームでレースクイーンを務める意気込みを聞いた。
TEAM KUNIMITSUは昨年、山本尚貴とジェンソン・バトンを擁してチーム史上初のタイトルを獲得。合わせてドライバーズタイトルも獲得しており、初戴冠にしてダブルタイトルを達成した。そんなチャンピオンチームに華を添えるのが、RAYBRIGレースクィーンだ。今年この大役を務めるのが沢さんと相沢さんのふたり。
レースクイーン3年目の沢さんは、チャンピオンチームとなった伝統あるTEAM KUNIMITSUでレースクイーンを担当することについて聞くと、「最初はおそれ多くて緊張していました」という。
「ですが、いざチームに入ってみると、監督、ドライバー、エンジニア、メカニックとチームの皆さんが『もっとレースを好きになってもらいたい』という姿勢で接してくださって、いろいろなことを教えてくださいました。良いチームに入ることができて嬉しいです」
一方相沢さんは、今年でレースクイーン2年目。昨年もGT500チームのレースクイーンを務めていたが、やはりチャンピオンチームということで緊張していたという。
「チャンピオンチームということで緊張していました。私は昨年もGT500チームでレースクイーンをしていたので、外から見たTEAM KUNIMITSUしか知らない状態でこのチームに来ましたが、沢さんが言うとおり、アットホームで柔らかい雰囲気でした。真剣な時は真剣で、メリハリのついた良いチームという印象です」
さてレースクイーンといえば、いまや小さな女のコたちにとっても憧れの存在。それを際立たせるコスチュームも大きな注目ポイントのひとつだ。2019年のTEAM KUNIMITSUのコスチュームは、昨年までのホワイトにブルーのラインが入ったものとは、大きく変わっている。その印象について尋ねると、まず沢さんは見た目の“かっこよさ”と“暖かさ”を挙げた。
「今年のコスチュームの印象は、ディフェンディングチャンピオンということで、強そうな感じがしてカッコいいです！」と沢さん。
「全チームのなかで、いちばん暖かいのではないかという自信があります。チームの皆さんが上着を着て『寒い』と仰っているなかで、私たちはお腹を出していても寒くないんです。今年でレースクイーンは3年目になるのですが、これまででいちばん快適です」
また相沢さんも、見た目の“カッコよさ、清楚さ”と合わせて機能性があるという。
「強そう、というのがいちばん大きな印象です。レースクイーンのコスチュームは今年のマシンカラーリングに合わせて製作されているので、カッコよくもあり、また清楚さもあります」
「体にぴったりと密着していて熱が逃げないんです。ピットウォークをやってても快適で、寒くない。機能性も抜群で最高の衣装です！」
ちなみに今年のコスチュームの“推しポイント”については、沢さんは「今年からRAYBRIGロゴの下に加えられた『by STANLEY』のロゴ。『ロゴが入っているね』と言ってもらえると嬉しいです」。相沢さんは、「巻きスカートのスリットが自由自在に深さを変えられることですね」と教えてくれた。なお今後は夏コスも発表される予定で、「かっこいいので楽しみにしていてください！」とのこと。
最後に、TEAM KUNIMITSUで1年間レースクイーンを務めることへの意気込みを尋ねた。
「このチームでレースクイーンをさせていただくことになって、チームの皆さまもファンの方も思っていた以上に温かく受け入れてくださったので、そういった方々の期待に応えたいです。でもそれ以上にレースを楽しんで、一緒に泣いたり笑ったりできたらなと思っています。よろしくお願いします」（沢さん）
「今年でレースクイーンは2年目になります。昨年はレースのことを何もわからないままここにきて、レースに助けられて、レースに教えられてということがたくさんあったので、何か少しでもモータースポーツ文化を繁栄させるお手伝いや発信ができたらなと思います。またチャンピオンチームということでかなりプレッシャーもありますが、恥じない姿でキビキビとやっていけたらなと思います」（相沢さん）
