【タイム結果】スーパーGT第5戦富士 公式練習。カルソニック IMPUL GT-RとStudie BMW M6が最速タイムを記録

　2020年スーパーGT第5戦が富士スピードウェイで開幕。10月3日（土）午前に行われた公式練習は、GT500クラスがカルソニック IMPUL GT-Rの佐々木大樹、GT300クラスはStudie BMW M6の荒聖治が最速タイムを記録した。

　2020年シーズンは変則的なスケジュールで行われているスーパーGTも後半戦へ突入し、2020年シーズン初の観客を入れての開催が実現した。搬入日から好天に恵まれた富士スピードウェイ。予選日となる土曜日も雲の隙間から青空が覗かせ、公式練習は午前9時15分より気温22℃、路面温度30℃、湿度76％というコンディションでスタートした。

　セッション開始を心待ちにしていた多くのファンが手を振るなか、コースオープンとともに全車コースイン。

　ARTA NSX-GTの福住仁嶺が4周目に1分28秒511を記録。続いてカルソニック IMPUL GT-Rの平峰一貴が1分28秒994、リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rのヤン・マーデンボローが1分28秒768を記録するなどウエイトの軽めの車両が序盤から好タイムをマーク。

　公式練習開始から20分が経過したところでau TOM’S GR Supraのサッシャ・フェネストラズがTGRコーナーでコースオフ。その10分後にはチームメイトのKeePer TOM’S GR Supraのニック・キャシディが同じTGRコーナーでタイヤから白煙を上げながらオーバーラン。 車体をバイブレーションさせながら、スロー走行でピットに戻った。

　開始から1時間を経過したところで、30号車のTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT永井宏明がTGRコーナーで単独スピン。イン側の芝生で停車したもののギアボックストラブルで再スタートをきることができず、赤旗が掲示されセッションは中断。ギアトラブルにより、FROの牽引では移動させることができず、吊り上げでの回収作業となった。

　10時35分に赤旗が解除されセッション再開。その10分後に両クラス混走の走行が終了し、10時45分、GT300クラスの占有走行が開始。占有前の時点でトップはリアライズ 日産自動車大学校 GT-Rのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラがマークした1分37秒447だったが、専有走行終盤にStudie BMW M6の荒聖治が1分37秒138を記録し、公式練習トップタイムをマークを塗り替えた。

　一方、10時55分から開始したGT500クラスの占有走行では、ARTA NSX-GTの野尻智紀がベストタイムを更新し、1分28秒356を記録。それを終盤、カルソニック IMPUL GT-Rの佐々木大樹が1分28秒032を記録して上回り、GT500クラス最速タイムをマークした。

　スーパーGT第5戦『たかのこのホテル FUJI GT300km RACE』の公式予選は14時00分から行われる。

■2020スーパーGT第5戦富士 GT500公式練習結果（編集部計）

＊WH=ウエイトハンデは数値上の累計重量となります。

■2020スーパーGT第5戦富士 GT300公式練習結果（編集部計）

＊WH=ウエイトハンデは数値上の累計重量となります。