スーパーGT第3戦は12日、ツインリンクもてぎで53周の決勝レースが行われ、GT300クラスはHitotsuyama Audi R8 LMSがピット作業で逆転勝利をつかんだ。
日差しも強くなり、予選時よりも大幅に気温、路面温度ともに上昇して迎えた決勝レース。1周のフォーメーションラップ後のスタートで上位3台は順当にスタートを切っていく。
4番手スタート31号車TOYOTA PRIUS apr GTの嵯峨宏紀が前を行くSUBARU BRZ R&D SPORTに喰らいつき、90度コーナーの先で順位逆転。GAINER TANAX AMG GT3、Hitotsuyama Audi、31号車プリウス、BRZの順でオープニンラップを終えた。
トップ車両が2周目に入ったところで、ファーストアンダーブリッジでマッハ車検 MC86の玉中哲二がクラッシュ。さらにセカンドアンダーブリッジではARTA BMW M6 GT3がフロントが大破する大クラッシュを起こしてしまう。ドライブしていた高木真一は救出されたものの、コース上にはパーツ片やオイルが飛び散っており、早くもセーフティカーが導入される。
大破したARTA M6の回収、コース清掃などを経て、レースは8周目に再開されると、その後は比較的落ち着いたレース展開が続く。上位陣で最初にピットに入ってきたのは31号車プリウス。21周目にドライバー交代を済ませコースに復帰する。
トップGAINER AMG、Hitotsuyama Audiのうち、GAINER AMGは24周目終わりでピットに戻ってくる。これを見たHitotsuyamaは翌周にピットインすると、作業時間でポジションを逆転。ピット作業を済ませた車両のなかではトップとしてコースに復帰した。