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スーパーGT ニュース

投稿日: 2023.06.28 21:49
更新日: 2023.06.28 21:50

スーパーGTドライバー勝手にお悩み相談ショッキング Vol.44 小高一斗さん

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スーパーGT | スーパーGTドライバー勝手にお悩み相談ショッキング Vol.44 小高一斗さん

 ファンのために熱いレースを展開してくれるスーパーGTドライバーたち。SNS等でも散見されますが、所属するチームやメーカーによって差はあれど、多くのドライバーが“繋がり”をもっています。そんなGTドライバーたちの横の繋がりから、お悩みを聞くことでドライバーの知られざる“素の表情”を探りだす企画をお届けしております。今回はmuta Racing INGINGの堤優威選手から、aprの小高一斗選手に繋がりました。

 しばしばSNS等でも見られる、気になる2ショット。「へえ、あのドライバーたち、仲良いんだ」とファンの皆さんも驚くこともあるのでは。そんなGTドライバーの繋がりをたどりつつ、ドライバーたちの“素”を探るリレートークがこの企画です。これまでの連載は、まとめページを作りましたのでぜひご参照ください。

スーパーGTドライバー勝手にお悩み相談ショッキングの連載まとめページです。
まとめページは画像をクリックorタップ!

 もう皆さんこのコーナー終わったと思ってましたよね? 開幕から続く筆者のキャパフローで今回取材した内容もかなり熟成してしまったのですが、世界中で待ってくださっている数少ない読者の皆さま、申し訳ありません。以前には某ドイツ在住の副会長さんからも「楽しみにしてますよ」と言われていたんですよ。ま、言い訳はともかくまず読ませろって話ですよね。

 ではどうぞ!

* * * * *

■ライツはスーパーフォーミュラよりも難しい?

──そんなこんなで、突然来たのには理由がありまして。オートスポーツwebで『スーパーGTドライバーお悩み相談ショッキング』というコーナーをやってるんですよ。
小高一斗さん(以下小高さん):あ〜、なんか次の人を紹介するヤツですね。誰から回ってきたんですか?

──堤優威さんからです。
小高さん:優威か(笑)。ありがたいです。

──堤選手とは付き合い長いの?
小高さん:そうですね。それこそ幼稚園や小学生で、レーシングカートに乗り始めた頃から知っています。もう覚えていないくらいですね。実家も近いので。

──というわけで、そんな堤選手の悩みに乗ってほしいんですよ。非常にザックリしているんですが、堤選手は今年スーパーフォーミュラ・ライツに出るじゃないですか。そこで、2022年チャンピオンの小高選手に、『ライツで速く走るためにはどうすればいいか』ということを聞きたいと。
小高さん:超バックリ答えていいですか?

──……どうぞ。
小高さん:クルマです(笑)。それ以外のことも多少ありますけど。

──身も蓋もないねぇ(笑)! 『それ以外のこと』をちょっと教えてくださいな。
小高さん:今年はタイヤも変わっていますが、昨年までであればタイヤのグリップもあり、ダウンフォースもあるクルマですよね。ダウンフォースがエンジンパワーを上回っている性格なので、コーナーではボトムスピードを落とさないことを意識していました。でもそれはそれで曲がらなかったりなど難しいところはあるんですけどね。エンジンパワーが少なすぎて“奥がない”ので、ライツは難しいですよ。個人的にはスーパーフォーミュラより難しいと思っているくらいです。ひとつのミスがタイムロスに繋がりますし。あとは、タイムを1周ちゃんとまとめることですよね。

──堤選手の場合、フォーミュラはスーパーFJ、FIA-F4くらいの経験しかないそうですが、そのあたりのフォーミュラと、ライツでは考え方を変えないといけないところはありますか?
小高さん:それはあると思います。比較的曲がらないと思うんですよ。ベースは曲がらないくらいのクルマの方がいいかもしれません。F4は向きは変わるんですが、ライツはトラクション重視のクルマの方が強いと思います。たぶん。でもトラクション方向に振りすぎてもダメですし。GR86/BRZ Raceに近いんじゃないでしょうか。

──お。意外なカテゴリーが参考で来ましたね。
小高さん:もちろんダウンフォースはぜんぜん違いますけど、パワーが少ないクルマに対してグリップが勝っているという意味では近いのかなと。あとはGT300も似ているかもしれません。エンジンパワーに対してタイヤが勝っているので。僕の場合ずっとフォーミュラに乗っていたので、その感覚はあるんですよね。僕はどちらかというと感覚派なので、教えてと言われても難しいです(笑)。

──聞く相手を間違えましたかね(笑)。
小高さん:あとはスタートですかね。僕は4年間やっていて一度もストールしませんでした。去年も百発百中でしたし。だから予選一発と、スタート。レースウイークはそれだけ頑張れば。

──極端な言い方だけど、正直言っちゃうとだいたい合ってるね(笑)。

2023年スーパーフォーミュラ・ライツ第2大会SUGO 堤優威(Rn-sports F320)
2023年スーパーフォーミュラ・ライツ第2大会SUGO 堤優威(Rn-sports F320)
2022年のスーパーフォーミュラ・ライツ王者を獲得した小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)
2022年のスーパーフォーミュラ・ライツ王者を獲得した小高一斗(Kuo モビリティ中京 TOM’S 320)
2023スーパーフォーミュラ第3戦鈴鹿 小高一斗(KONDO RACING)
2023スーパーフォーミュラ第3戦鈴鹿 小高一斗(KONDO RACING)

■危うくこのコーナーが終わるところでした

──そんなこんなで、小高さん悩みは最近ありますかね。
小高さん:レースのことの方がいいですかね? あと出ていない人の方がいいですか?

──お悩みはどちらでもいいし、人選も2回目、3回目でもいいよ。
小高さん:僕の場合、悩みはSFくらいですかね〜(この取材はスーパーフォーミュラ第1戦/第2戦富士の後に聞きました)。スーパーGT走ってる場合じゃないくらい(笑)。鈴鹿テストのときからフロントのダウンフォースが出なくて、でもウイングのフラップを立てるとストレートが遅くなるし……。その無限ループにハマってました。あとはフロントタイヤが全然温まらなくて。予選は温まらないまま終わってしまって。でもGT500に乗っている人たちはだいたいこのコーナー回ってますよね?

──それがそうでもないんだよ。
小高さん:ヤマケン(山下健太)とかは?

──これが出てないんだな。
小高さん:じゃあヤマケンにしようかな。チームメイトだし。でも前にヤマケンに言ったら、「7年やっても分からないから」って言われました。今回もそう言われる気がする(笑)。

──逆にプライベートなお悩みでもいいですよ。
小高さん:レース続きでぜんぜんプライベートがないんですよねぇ……。悩みがないのが悩みかもしれません。悩むくらいなら悩まないのが僕です。……終わりです。この企画(笑)。

──トドメささないで(笑)。
小高さん:最近一緒にいるのが(岩澤)優吾です。ふたつ下なんですが、すぐ連絡してきて遊びに誘ってくるんです。ヒマ人だと思われてるのかな(笑)。あとは(牧野)任祐とか、(福住)仁嶺はこっちに住んでた時もよく遊んでました。
(この後人選がかなり右往左往したので中略)
小高さん:……ないっすねぇ〜相談ごと。スーパーフォーミュラのことはそのうち結果出すんで、待っといてください(※編注:ちゃんとポイント獲得までこぎつけてくれました)。……まずは質問することを決めよう。東京の美味しいゴハン屋さんを教えてもらう……のはいいですか?

──いいよいいよ。
小高さん:そうすると、住まいも育ちも東京の人がいいですねぇ。でもそう考えると意外といないですかね。そうだ。(関口)雄飛くんはどうですか?

──これが回ってないんだな。
小高さん:じゃあ関口先輩にしよう。最近あまり食事も行ってないですからね。そうだ。ゴハンか屋さんか、関口先輩なので、美味しいラーメン屋さんを教えてもらいましょうか。

──よし。それでいってみよう。では長々ありがとうございました(途中省略がかなり長かったので)。

2023スーパーGT第2戦富士 apr LC500h GT
2023スーパーGT第2戦富士 apr LC500h GT
2023スーパーGT第3戦鈴鹿 apr LC500h GT(嵯峨宏紀/小高一斗/根本悠生)
2023スーパーGT第3戦鈴鹿 apr LC500h GT(嵯峨宏紀/小高一斗/根本悠生)

* * * * *

 そんなこんなで、次回はTGR TEAM SARDの関口雄飛選手に繋がりました。なるべく早めに次回を出しますのでお楽しみに!


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