【動画】R32スカイラインGT-Rのデビュー年を20分で。NISMOが1990年JTCダイジェストを公開

　7月28日、NISMOはYoutubeチャンネル『NISMO_Official』で、NISSAN RACING DNAと題し1990年JTC全日本ツーリングカー選手権のダイジェスト映像を公開した。この年のJTCはR32スカイラインGT-Rが衝撃のデビューを成し遂げた年で、その速さ、強さを20分でうかがい知ることができる。

　R32ニッサン・スカイラインGT-Rは、過去に栄光を誇ったPGC10／KPGC10スカイラインGT-Rのサーキットでの伝説を復活させるべく、1990年からJTCに参戦した。この年は、シーズン当初は星野一義／鈴木利男組カルソニックスカイライン、長谷見昌弘／アンデルス・オロフソン組リーボックスカイラインの2台が開幕から登場し、シーズン途中からはObject Tが車両をスイッチした。

　開幕戦となった西日本サーキット（後のセントラルパークMINE）でカルソニックスカイラインがポール・トゥ・ウイン、さらに決勝レースの4分の1でリーボックスカイライン以外を全車ラップダウンにするなど、圧倒的な成績を残し、その後のシーズンも前年まで優勝を争う存在だったフォード・シエラRS500、トヨタ・スープラに対し圧勝。星野／鈴木組カルソニックがチャンピオンを獲得した。

　そんな記録的なシーズンが、20分で楽しむことができるのが今回NISMOが公開した動画。日産自動車が当時制作した『1990年 全日本ツーリングカー選手権ダイジェスト』を再編集したものだが、今から33年前、R32スカイラインGT-Rの伝説が生まれた年のことを鮮明に映像で振り返ることができる。

　R32スカイラインGT-Rの強さ、速さを振り返ることができるのはもちろんだが、現代とは異なる当時のサーキットの様子、バブル真っ盛りで華やかなサーキットの、何よりスカイラインGT-R復活を見届けようと詰めかけた観客の数が目を引く。当時を知る人も、知らない人も必見の動画だ。

【NISSAN RACING DNA】1990年全日本ツーリングカー選手権（JTC）シーズンダイジェスト