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MotoGP ニュース

投稿日: 2018.02.09 13:03
更新日: 2018.02.09 13:04

MotoGP:マシン開発のカギを握る“空力デバイス付きフロントフェアリング”とは

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MotoGP | MotoGP:マシン開発のカギを握る“空力デバイス付きフロントフェアリング”とは

 現在のMotoGPマシンの重要なアイテムとなっている空力デバイス付きフロントフェアリング。MotoGPマシンでは2015年にドゥカティが真っ先に取り入れ、2016年には各メーカーのマシンに装着されるようになった。

 ドゥカティに関しては、デスモセディチGPのフロント荷重不足に対する対策が当初のねらいだったようだが、2016年に各マシンが一斉にウイングレットと呼ばれる空力デバイスを取り入れるようになったのは、MotoGPマシンのECU(エンジンコントロールユニット)ソフトが2016年より共通化され、それまで各メーカー、自社開発のソフトで制御できていた細かな調整ができなくなったことが理由として挙げられる。

 特にウイリー(加速時にフロントタイヤが浮く)コントロールの制御に関して、各車課題を抱えることになった。その対策として車体の変更なども行なわれたものの、その変更が他の部分に影響を与えてしまうこともあり、ウイングレット装着のほうが、トータルではネガが少なかったものと見られる。

 ただし、ウイングレットの装着により、空気抵抗が増えることで最高速が落ちたり、ハンドリングが重くなるなどのデメリットもあるが、それを補うメリットがあったことが、各車がウイングレットの採用に至った理由だ。

2018年型ズズキGSX-RRにも空力デバイス付きのフロントフェアリングが採用されている


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