全日本ロードレース選手権第3戦JSB1000クラスの決勝レースが5月13日、オートポリスで行われ、渡辺一馬(カワサキ・チームグリーン)が優勝した。2位にはチームメイトの松﨑克哉が入り、カワサキのふたりが劇的なワン・ツーフィニッシュを飾った。
ドライで行われた予選とは打って変わり、決勝日は朝から雨が降り、霧が立ち込める天候。午前中のフリー走行は悪天候による視界不良のため、走行自体がキャンセルに。その後、ピットウオークを挟んでフリー走行、そして12時30分から周回数が15周に減算されて決勝レースがスタートした。
レース序盤にトップ争いを展開したのは、高橋巧(チームHRC)、中須賀克行(ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チーム)、渡辺一樹(ヨシムラ・スズキMOTUL)の3台。しかし、レースの折り返しで後方から追い上げてきた渡辺一馬があっという間に上位陣をとらえる。
渡辺一馬はスリックタイヤを装着していたという情報も入っており、レースをリードしていた高橋巧を猛烈な追い上げで交わすと、単独トップに浮上。そのままカワサキの地元で優勝を飾った。さらに同じくスリックタイヤを装着したらしい松﨑、高橋裕紀(モリワキMOTULレーシング)も渡辺一馬同様にレース終盤での追い上げを見せ、それぞれ表彰台を獲得している。
以下、決勝順位結果。
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