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MotoGP ニュース

投稿日: 2018.06.02 07:00
更新日: 2018.06.01 22:42

鈴鹿8耐の出場権保有チームが発表。10年ぶり復活のホンダファクトリー、チームHRCなど並ぶ

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MotoGP | 鈴鹿8耐の出場権保有チームが発表。10年ぶり復活のホンダファクトリー、チームHRCなど並ぶ

 鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドが6月1日、2017/2018 FIM世界耐久選手権(EWC)最終戦鈴鹿8時間耐久ロードレースの出場権保有チームを発表した。

 鈴鹿8耐のエントリー台数は最大70チームまでとなっており、一定の参加基準がある。まずEWCに年間エントリーするチームから最大20チーム、前年の鈴鹿8耐決勝レース上位20位のチーム、同じく前年の鈴鹿8耐でトップ10トライアルに進出したチームが参戦権を得る。

 これを満たしていないチームは、トライアウトとして指定されたレースで、基準をクリアする順位を獲得しなければならない。今年の鈴鹿8耐トライアウトとされた最後のレースは、5月26~27日に行われた鈴鹿選手権シリーズ第2戦。参戦権を有するチームが出そろったことになる。なお、発表されたのはあくまでも参戦権を持つチームのリストであることをお断りしておく。

 2018年の鈴鹿8耐は7月26~29日、鈴鹿サーキットで行われる。今年の注目は、全日本ロードレース選手権でも火花を散らしているヤマハとホンダのファクトリー対決だろう。

 ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームはファクトリー体制を復活させた2015年から目下3連覇中。2017年は中須賀克行と、スーパーバイク世界選手権(SBK)ライダーであるアレックス・ロウズ、マイケル・ファン・デル・マークのライダーラインアップで優勝を果たした。

 一方、ホンダはファクトリーチームを2008年以来10年ぶりに復活させた。先に述べたとおりの鈴鹿8耐参戦権獲得条件に当てはまらないため、トライアウトとされた全日本第1戦もてぎで高橋巧が表彰台に上ったことで、無事に参戦権を獲得。チームHRCとしてヤマハの連覇阻止をねらう。

 ヤマハは鈴鹿8耐の参戦体制については未発表、チームHRCは高橋巧の参戦だけが明らかにされている。これまでも鈴鹿8耐には現役MotoGPライダーやSBKライダーたちがエントリーしてきたことを考えれば、この両チームのライダーラインアップには特に期待を寄せたいところだ。

 注目はファクトリーチームだけではない。多くの名門チーム、古豪チームがリストに名を連ねている。ホンダがチームHRCとしてファクトリー体制を復活させるまで、実質的にホンダのエースチームを担ってきたムサシRTハルク・プロ.ホンダの存在も無視できない。そしていち早く鈴鹿8耐への参戦体制を発表したモリワキMOTULレーシングは、悲願の優勝を目指している。

 ヨシムラ・スズキMOTULレーシングは鈴鹿8耐第1回大会優勝チーム。2年連続で2位表彰台を獲得したカワサキ・チームグリーンは、渡辺一馬とSBKチャンピオンのジョナサン・レイ、ブリティッシュ・スーパーバイク選手権(BSB)に参戦中であるレオン・ハスラムの布陣であることが発表されている。

 さらには2013年にロードレース世界選手権チャンピオン、ケビン・シュワンツを招へいして話題をさらったチームカガヤマなど、有力チームがリストに並ぶ。

 そして忘れてはならないのが、EWCのチャンピオン争い。2017年の鈴鹿8耐からEWCの最終戦として組み込まれることになり、昨年は鈴鹿サーキットでGMTヤマハがEWCチャンピオンを獲得した。

 このEWCの2017/2018シーズンにフル参戦し、6月1日現在ランキングトップにつけているのがF.C.C.TSRホンダ・フランスだ。EWC第2戦ル・マン24時間耐久ロードレースでは優勝を飾る快挙を達成した。伝統の鈴鹿8耐でチャンピオン獲得なるか、こちらも今大会の目玉のひとつだろう。

 以下、発表された2017/2018 FIM世界耐久選手権(EWC)最終戦鈴鹿8時間耐久ロードレースの出場権保有チームリスト。リストを見ながら鈴鹿8耐への気持ちを盛り上げていこう。


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