鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドが6月9日、2017/2018 FIM世界耐久選手権(EWC)最終戦“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第41回大会の暫定エントリーリストを発表した。
7月26~29日、鈴鹿サーキットで行われる2018年の鈴鹿8耐。先日6月2日に出場権を持つチームが発表されていたが、今回は暫定のエントリーリストの発表となった。
ここで新たに明らかとなった、注目チームのライダーラインアップなどに触れていこう。まずヨシムラ・スズキMOTULは全日本ロードレース選手権JSB1000クラス参戦ライダーであり、同チームのエースである津田拓也、そして2017年に続き、2014年スーパーバイク世界選手権(SBK)チャンピオン、シルバン・ギュントーリがエントリーしている。
また、モリワキMOTULレーシングにはサスペンションなどを取り扱うKYBがつき、『KYBモリワキMOTULレーシング』のチーム名でエントリー。ライダーラインアップはかねてより発表されていた清成龍一、高橋裕紀に、ブリティッシュ・スーパーバイク選手権(BSB)参戦中のダン・リンフットが加わった。こちらも2017年に続くエントリーで、モリワキは昨年と同じ顔ぶれで優勝を目指すことになる。
au・テルル MotoUP RTは秋吉耕佑に加え、Moto2ライダーである長島哲太、イサック・ビニャーレスを起用。Moto2ライダーふたりがau・テルル MotoUP RTから参戦する。ムサシRTハルク・プロ.ホンダは水野涼の起用のみを発表。チームカガヤマについてはライダー未発表だ。
注目のヤマハ、ホンダ両陣営のファクトリーチームについては、新しい発表はなくチームとしてのエントリーだけが確認できる。4連覇をねらうヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームと、10年ぶりにファクトリー体制で鈴鹿8耐に挑むチームHRC。2018年鈴鹿8耐の注目度の高い両チームだけに、どのような布陣が敷かれるのか、発表が待たれるところ。
カワサキ・チームグリーンは、渡辺一馬とSBKチャンピオンのジョナサン・レイ、BSB参戦中であるレオン・ハスラムの起用が発表ずみだ。
2017/2018 EWCにフル参戦し、6月9日時点でランキングトップにつけるF.C.C.TSRホンダ・フランスも鈴鹿8耐のライダーラインアップは未定としている。EWCチャンピオン獲得を目指す同チームが、どのライダーを起用するのかにも期待したい。
以下、2017/2018 FIM世界耐久選手権(EWC)最終戦鈴鹿8時間耐久ロードレースの暫定エントリーリスト。