今週末、チェコのブルノサーキットでMotoGP第11戦チェコGPが開催される。チェコGPの舞台となるのはチェコ第二の都市であるブルノ。首都プラハの東南約200㎞に位置するブルノサーキットが舞台となる。
旧東欧圏のチェコだが、レースの歴史は古く、1930年代から市街地コースでレースが開催されていた。ブルノサーキットは1980年代半ばに建設され、1987年以降、世界グランプリのホストサーキットとして、20年以上の歴史を持っている。
1周5.403㎞のブルノサーキットは、左コーナー6、右コーナー8からなるアップダウンに富んだテクニカルサーキット。コース前半は下りセクション、コース終盤は登りセクションに大別される。
メインストレートは約600mと短く、切り返しのコーナーや回り込んだコーナーが多いのが特徴だ。パッシングポイントは比較的多く、レース終盤までポジション争いがもつれた場合は、最終コーナーが勝負のポイントとなることが多い。
昨年のレースではMotoGPクラスでは、ホルヘ・ロレンソ(モビスター・ヤマハ)が優勝、2位にマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)、3位にバレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)が入賞した。
Moto2クラスではヨハン・ザルコ(カレックス)、Moto3クラスではニッコロ・アントネッリ(ホンダ)が優勝している。
MotoGPクラスでは、前戦オーストリアGPで5位に終わったマルケスだが、ランキングトップをキープ、ブルノでは2015年2位、2014年4位、2013年には優勝を記録している。今レースでは、確実に表彰台圏内をねらい、チャンピオンシップのアドバンテージを維持したいところ。