2018の鈴鹿8時間耐久ロードレースはスタートから6時間が経過。3回目のセーフティカーが導入されたまま、7時間目を迎えた。
セーフティカーが何周にもわたって介入している間に天候は雨から晴れ、晴れから雨へと刻々と変わった。その間に、137周目でレッドブル・ホンダwith 日本郵便がピットイン。レインタイヤに交換、ライダーをパトリック・ジェイコブセンに換えてコースに復帰する。
このピットストップはルーティンのものだと想定されるが、セーフティカーラン中だっためにピット出口で止められ、その間にカワサキ・チームグリーンに交わされてしまう。
そうしている間にも雨脚は強まり、139周目にはヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームもピットに入り、レインタイヤに交換している。路面はこのときフルウエット。スリックタイヤで走るのは難しい状況だった。
その直後、いまだスリックタイヤで走行を続けていた3番手のカワサキ・チームグリーンのジョナサン・レイが、スプーンカーブで転倒を喫してしまう。マシンに大きな損傷はなく、レイはすぐにマシンを起こしてピットに向かう。マシンはすぐにピットボックスに入れられ、修復が始まった。
140周。ようやく40分間ほど入っていたセーフティカーがコースから離れた。レースが再開され、トップはレッドブル・ホンダwith 日本郵便のジェイコブセン。2秒差の2番手にヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームのマイケル・ファン・デル・マーク。転倒し一度ピットへマシンを入れたカワサキ・チームグリーンは、渡辺一馬にライダー交代して1周遅れとはいえ3番手のままでコース復帰した。
143周目、ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームのファン・デル・マークがレッドブル・ホンダwith 日本郵便のジェイコブセンを交わしてトップを奪還。再びヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームがトップに浮上した。
ところがここでコース上にオイルが出たため、3回目のセーフティカー介入。その間に天候は回復していき、雨が上がって青空も広がった。セーフティカーが介入したまま6時間が経過した。
6時間を経過した時点での順位は以下の通り。