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MotoGP ニュース

投稿日: 2019.04.03 20:36
更新日: 2019.04.04 21:43

全日本ロード:ヨシムラ、2019年シーズンに向けマシンをベースアップ。「おもしろいレースができる」と加賀山

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MotoGP | 全日本ロード:ヨシムラ、2019年シーズンに向けマシンをベースアップ。「おもしろいレースができる」と加賀山

 2019年シーズンは加賀山就臣と渡辺一樹のラインアップで全日本ロードレース選手権JSB1000クラスに挑むヨシムラスズキMOTULレーシング。開幕戦のもてぎに向け、オフシーズンテストではマシン作りを見直し、ベースアップを図ったという。

 2007年の鈴鹿8時間耐久ロードレースでヨシムラとともに優勝を果たした加賀山。2019年は9年ぶりにタッグを組んでJSB1000クラスへ挑む。加賀山がヨシムラから全日本ロードへフル参戦するのは今回が初となる。

「ファンのみなさんを含め、ビッグサプライズ的なチーム編成となったと思います。ヨシムラに復帰できたことはうれしいことです。プロのレーシングライダーとして頑張っていきたいし、トップチームとしてふさわしい成績を残していきたいです」と加賀山。

「ライバルのヤマハファクトリーやホンダファクトリーを倒すことは簡単なことではありませんが、ヨシムラとならそれを必ず達成できると信じています。ライバルが偉大なだけに、勝ちますと簡単には言えませんが、レースファンのみなさんがおもしろいと思えるレースはできると思います」

2019年の全日本ロードJSB1000クラスを戦うヨシムラのスズキGSX-R1000R
2019年の全日本ロードJSB1000クラスを戦うヨシムラのスズキGSX-R1000R

 ヨシムラが使用するマシンは、フルモデルチェンジして3年目となるスズキGSX-R1000だ。2019年型のマシンは、新たなコンセプトや今までと違ったアプローチでマシン作りを見直しているとチームを率いる加藤陽平監督は語っている。

「2月に行ったセパンでのテストでは7仕様のエンジンを持っていき、基礎的な実験をメインにやっていました」と加藤監督。

「非常にポジティブところもエンジン側、車体側で出てきています。開幕戦のもてぎ、鈴鹿でどこまでてきるのか楽しみですし、レースでの結果を基に(マシンのポテンシャルを)上げていかなければと思います。まずは開幕戦から表彰台に登れるようにしたいです」

 2019年からヨシムラのエースとなる加賀山も、2019年型スズキGSX-R1000には良いフィーリングを得てるようだ。加賀山は開幕前のテストについて次のように話す。

「去年、新型GSX-Rの理想的な成績を出せませんでした。なので、チームみんなでマシンを作り直そうということで、マレーシアでは基礎的な開発を行いました。1年間を通して良くするためには基礎の部分を上げていかないとアベレージで成績が出ないので、去年のデメリットはどこだったのかを探ったり、基礎となるエンジンや車体の部分で引き出しのパーツを増やしたりといった仕事を集中してやってきたつもりです」

「そういう基礎の結果が良いので、日本でも走行し始めてからはスムーズに来ています。ベースはマレーシアで固まってきました」

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