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MotoGP ニュース

投稿日: 2019.05.23 19:50
更新日: 2019.05.23 19:59

ヤマハ、盤石の布陣で鈴鹿8耐5連覇へ。中須賀、往年の「熱狂を取り戻せるようなレースを目指したい」

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MotoGP | ヤマハ、盤石の布陣で鈴鹿8耐5連覇へ。中須賀、往年の「熱狂を取り戻せるようなレースを目指したい」

 7月25日~28日に鈴鹿サーキットで開催されるFIM世界耐久選手権(EWC)の最終戦、鈴鹿8時間耐久ロードレース第42回大会に5連覇を懸けて挑むYAMAHA FACTORY RACING TEAM。同チームで戦う中須賀克行、アレックス・ロウズ、マイケル・ファン・デル・マークが2019年の鈴鹿8耐に向けた意気込みをそれぞれ語った。

 2019年、鈴鹿8耐4連覇を達成したヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームは、昨年と同じく中須賀克行、アレックス・ロウズ、マイケル・ファン・デル・マークの布陣で参戦。1985年に平忠彦、ケニー・ロバーツのコンビで戦ったヤマハTECH21(テック21)チームの復刻カラーをまとったヤマハYZF-R1で鈴鹿8耐5連覇をかけて挑む。

ヤマハテック21チームの復刻カラーをまとったヤマハYZF-R1
ヤマハテック21チームの復刻カラーをまとったヤマハYZF-R1

 中須賀は2018年の鈴鹿8耐勝利により、アーロン・スライトが達成した3連勝を上回る4連勝を達成。2019年は5連勝をかけて挑むことになる。

「今年はYZF-R1にとってヤマハのエースゼッケンと同じ21周年ということで、ヤマハテック21チームのカラーが採用されましたが、鈴鹿8耐を象徴するカラーでの参戦となり、非常に身の引き締まる思いです」と中須賀。

「ヤマハテック21チームが活躍した1985から1990年は僕も幼く、当時をよく知らない世代ですが、日本のレース史で最も熱い時代であったことは知っています。5連覇はもちろん、レース界に携わるひとりのライダーとして、ライバルと一緒に当時の熱狂を取り戻せるようなレースを目指し全力を尽くします」

「特別なカラーリングでレースをさせてもらった年には、自分もいい成績を収められています。連続で勝つというのは全日本(ロードレース選手権)でも難しいことですが、それを実現するための取り組み方も知っています。バイク含めライダーもそろっているので、自分たちの力をしっかり信じ、ヤマハ、チームスタッフと一丸となって目標に向かっていければしっかりと結果はつながると思っています。それを信じて一生懸命戦います」

 2018年の鈴鹿8耐では、チームをひっぱる中須賀が土曜日のフリー走行で転倒し負傷。決勝レースで中須賀は走ることはなかったが、ロウズ、ファン・デル・マークの活躍により優勝し4連覇を果たした。

 2019年に向け、中須賀はリベンジしたい気持ちがある一方で、チームワークを重視して臨むという。

「もちろん、リベンジという気持ちはありますが、ひとりでは結果は得られないですし、ひとりが焦っていてもいけません。バランスが一番大事だと考えているので、そこはチームの雰囲気を崩すことなく、(ロウズ、ファン・デル・マークの)ふたりをしっかり引っ張っていけるようにしたいです。気持ちで焦ることなく準備を整えて鈴鹿8耐のウイークに臨めればと思っています」

■SBKで好調のロウズとファン・デル・マーク


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