2019の鈴鹿8時間耐久ロードレースはスタートから6時間が経過した。現在、レースはKawasaki Racing Team Suzuka 8Hがリード。10秒以内の差でYAMAHA FACTORY RACING TEAMとRed Bull Hondaが続く。
5時間を経過して接近戦となった3ワークスの争いは、多くのバックマーカーがいるS字コーナーを利用してRed Bull Honda(高橋巧)がトップを奪取。YAMAHA FACTORY RACING TEAM(アレックス・ロウズ)もこのシチュエーションを利用して2番手浮上。Kawasaki Racing Team Suzuka 8H(レオン・ハスラム)は3番手に後退した。
140周を終えてKawasaki Racing Team Suzuka 8Hがピットイン。ライダーはハスラムからジョナサン・レイに代わり、3番手で復帰する。
142周を終えてからはYAMAHA FACTORY RACING TEAMがピットイン。ロウズからマイケル・ファン・デル・マークにかわり、2番手でコースへと戻っていく。
YAMAHA FACTORY RACING TEAMのアウトラップ中、Kawasaki Racing Team Suzuka 8Hが接近。143周目に130Rでレイがファン・デル・マークかわしKawasaki Racing Team Suzuka 8Hが2番手浮上した。
143周を終えて5番手を走行するYOSHIMURA SUZUKI MOTUL RACINGが周回遅れに。144周目には4番手のF.C.C. TSR Honda Franceがピットインしたことで、同一周回はホンダ、カワサキ、ヤマハのファクトリー(ワークス)チームのみとなった。
148周を終えてRed Bull Hondaがピットイン。高橋巧からステファン・ブラドルにかわり、トップでコースへと戻ったがアウトラップでタイヤが温まっておらず、S字コーナーでレイ、デグナー手前でファン・デル・マークにかわされ3番手に後退と、4時間経過時点と同じような展開となっていく。
トップが152周目を終えるとMuSASHi RT HARC-PRO.Hondaのチャビ・フォレスがバックマーカーをかわそうとデグナーカーブでインにつこうとするが、縁石に乗り上げすぎて飛び上がりコースアウト。あわやクラッシュという場面があった。
また、レースが残り2時間10分を切ろうというところでは、YOSHIMURA SUZUKI MOTUL RACINGの加賀山就臣が最終コーナーの立ち上がりでリヤを滑らせハイサイドになりかけるひやりとするシーンも見られた。
レースは6時間を終え、トップはKawasaki Racing Team Suzuka 8H。2番手に約5秒差でYAMAHA FACTORY RACING TEAM、3番手に約9秒差でRed Bull Hondaがつける。
6時間を経過した時点での順位は以下の通り。