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MotoGP ニュース

投稿日: 2020.08.16 22:20
更新日: 2020.08.17 08:10

MotoGP第5戦:ドヴィツィオーゾが1年ぶりの優勝。大クラッシュ、上位陣転倒の荒れたレースを制す

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MotoGP | MotoGP第5戦:ドヴィツィオーゾが1年ぶりの優勝。大クラッシュ、上位陣転倒の荒れたレースを制す

 MotoGP第5戦オーストリアGPの決勝レースがレッドブル・リンクで行われ、MotoGPクラスはアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)が優勝を飾った。大クラッシュが発生し赤旗中断となるなど、波乱のレース展開となったが、1年ぶりの勝利を手にした。中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は堅実な走りで6位フィニッシュを果たしている。

 決勝レースは気温28度、路面温度49度のドライコンディションで始まった。ホールショットを奪ったのはジャック・ミラー(プラマック・レーシング)だったが、序盤、トップに立ったのはポル・エスパルガロ(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)。2番手にアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)、3番手にジャック・ミラー(プラマック・レーシング)などが続く。

 9周目、3コーナーに向かうストレートで8番手を走っていたヨハン・ザルコ(エスポンソラーマ・レーシング)と9番手のフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)が接触してクラッシュ。確認できている範囲では、ストレートでモルビデリのバイクのフロントタイヤが、前を行くザルコのリヤに接触し、この反動で2台のバイクが弾き飛ばされた、という状況のようである。

 マシンはストレートでハイスピードが出ている最中だったため、タテ回転しながら3コーナーアウト側に吹っ飛んだ。破片をまき散らし大破しながら転がっていくモルビデリのマシンは7番手走行中だったロッシに当たりそうになったが、ロッシはぎりぎりで激突を免れた。

 このクラッシュにより、二人のライダーもマシンから放り出された。ザルコは3コーナーのイン側に留まるように転がり、すぐにふらつくように立ち上がったが、3コーナーイン側に転がったモルビデリはしばらく起き上がれず、ザルコが駆け寄って確認する様子を見せている。その後、モルビデリは自身の足で立っている姿が確認できた。

 このアクシデントにより、赤旗が提示されてレースは中断。約20分の中断を経て、8周終了時点のポジションをグリッドとして、20周でレースが再開された。以下、周回数は2度目のスタートを1周目としてカウントしていく。


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