今季の松下信治(MPモータースポーツ)は昨年までの速さがすっかり影を潜め、予選21番手ということさえあった。FIA-F2第6戦スペインでのレース1も、18番グリッドからのスタート。しかしそこからの松下は、猛暑のコンディションでライバルたちが崩れていくなか、絶妙のタイヤマネージメントで上位に駆け上がっていく。

 そしてドンピシャのタイミングで入ってきたセーフティカー(SC)のおかげで、ついに3番手に。そこからは選手権リーダーのカラム・アイロット(ユニ・ヴィルトゥオーシ)、角田裕毅(カーリン)を次々に抜いていって、ついにトップに。そのままチェッカーを受け、今季初優勝を遂げた。

 インタビューで本人も言うように、予選でのドライビングの改善という課題は残る。しかし長いトンネルは抜けたと、言っていいのではないか。

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