2度目のスタートをポールポジションで迎えたエスパルガロ弟はトップをキープするが、1周目でミラーがエスパルガロ弟を交わしてトップに浮上。エスパルガロ弟はアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)にも交わされ、3番手に後退する。

 一方、当初のポールシッターであり、2度目のスタートでは6番グリッドスタートだったマーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)は4周目あたりで大きく後退した。5周目には20番手以下にまでポジションを落としており、何らかのトラブルを抱えていたものと推察される。また、ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)は8周目には13番手を走行していた。

 9周目、チーム・スズキ・エクスターのアレックス・リンスとジョアン・ミルが3番手、4番手に浮上。5番手に後退していたエスパルガロ弟だったがミゲール・オリベイラ(レッドブルKTMテック3)とともに転倒を喫した。4コーナーでワイドに膨らんだエスパルガロ弟は、ラインを回復させている途中にイン側に位置していたオリベイラと接触。エスパルガロ弟とオリベイラはここでリタイアとなった。

 一方トップは10周目に交代。ドヴィツィオーゾがミラーを交わしてトップに立つ。さらにリンスがミラーを交わして2番手につけると、ドヴィツィオーゾをもオーバーテイク。トップに立ったと思われたがその直後、リンスはスリップダウンを喫してレースから脱落してしまう。

 リンスのクラッシュにより、ドヴィツィオーゾがトップ、ミラーが2番手、ミルが3番手というトップ3.その約2秒後方にブラッド・ビンダー(レッドブル・KTM・ファクトリーレーシング)、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)はトップから約5.6秒差の6番手を走行していた。

 ドヴィツィオーゾは終盤、少しずつ後方との差を広げていき、そのままトップでチェッカーを受けた。自身としては2019年シーズンのオーストリアGP以来の勝利。実に1年ぶりの優勝となった。

 2位は最後の最後にミラーを交わしたミルが入った。MotoGPクラス2年目のシーズンで、自身初の表彰台を獲得した。ラストラップにミルに交わされたものの、ミラーは3位表彰台を獲得している。

 週末を通してチームメイトに先行されていたビンダーは見事4位フィニッシュ。バレンティーノ・ロッシ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)が5位、中上は6位でチェッカーを受けた。一方、フロントロウを獲得したヤマハのふたり、ビニャーレスとクアルタラロはレースで苦戦。ビニャーレスは10位、クアルタラロは8位という結果となった。

なお、レース1の大クラッシュによりメディカルセンターに運ばれたモルビデリは、ペトロナス・ヤマハSRTのプレスオフィサーからの情報によれば、「右手、右足、頭を打ったが、意識を失うことはなかった。CTスキャンの結果、大きな怪我はないことがわかった」と、大事には至らなかったということだ。

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