スーパーバイク世界選手権(SBK)第5戦テルエルがスペインのモーターランド・アラゴンで開催。レース1、レース2を終えトップ3に入ったライダーと日本人ライダーの高橋巧がレースを振り返った。
■第5戦テルエル レース1 決勝トップ3コメント
・チーム・ゴーイレブン
マイケル・ルーベン・リナルディ レース1:優勝
「初めてスーパーバイクレースの勝利を表す言葉が見つからないよ!昨日のフリー走行で力強い走りができることは分かっていたけど、勝利できるほど強くはなかった。僕とチームにとっても本当にうれしいよ。僕はいまこの瞬間を楽しんでいるけど、まだ何が起こったのか分からない!」
「去年のような困難な時期のあとに勝利することができるのは信じられないけど、今は十分に休んで明日のレースのためにバッテリーを充電しよう」
・カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK
ジョナサン・レイ レース1:2位
「モーターランドではトラックポジションがすべてなので、スーパーポールに多くの集中力を注いだ。素晴らしいバイクに仕上げてくれたチームに感謝したい。ラップはよかったよ。スーパーポールでは早い段階でいくことにした。気を散らさずひとりで走れると思ったからね。ラップタイムの見通しはよかった。目の前にいることができれば、もっとペースを上げられただろう」
「温度が上がると最もソフトなSCOリヤタイヤが多くのライダーにとって選択肢になる。様々な面で攻撃と防御を行い、レースを管理する必要があるんだ。レースでは、マイケル(・リナルディ)が2つのコーナーでギャップがあったのでどのタイヤをはいているか明らかだった。レースが進むにつれて彼に近づくことを望んでいたけど、マイケルは本当によくやったと思う」
・Aruba.it レーシング-ドゥカティ
チャズ・デイビス レース1:3位
「先週のレースでは2回とも2位だったので、今週はさらに上位を狙っていた。それでも、表彰台に上ることができて良い気分だ。天気が目まぐるしく変わっていたので、マシンの調整やタイヤの選択で、多くの作業を強いられた。結局、ソフトタイヤを選択したが、レースの最初から最後まで、タイヤに気を使わないと良いペースを保つことができなかった。同じタイヤを選択したリナルディは、体重が違うせいか、限界までプッシュできていたようだ。いずれにしても、彼の素晴らしい勝利を祝福したい」
・MIEレーシング・ホンダ・チーム
高橋巧 レース1:15位
「ポジティブな点は、マシンのフィーリングが先週末より全体的によかったことで、初日から前進していることを感じました。しかしそれをうまく結果につなげることができませんでした。今日のFP3はうまくいきましたが、午後はその時のフィーリングを掴むことができませんでした。とにかくデータをしっかり分析して、明日のレースでいいパフォーマンスができるようにこれまでの努力を活かしたいです」