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MotoGP ニュース

投稿日: 2022.03.02 20:14
更新日: 2022.03.03 16:09

日本郵便HondaDream TP、岡崎静夏が新加入。ST1000の高橋裕紀、ST600の小山知良は継続で3台体制に

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MotoGP | 日本郵便HondaDream TP、岡崎静夏が新加入。ST1000の高橋裕紀、ST600の小山知良は継続で3台体制に

 株式会社ティー・プロ・イノベーションは、ふみの日となる2月23日に、全日本ロードレース選手権に参戦する日本郵便HondaDream TPの参戦発表会を開催した。

 2022年シーズンは、ST1000クラスに高橋裕紀、ST600クラスに小山知良を引き続き起用。新たに岡崎静夏が加入し、J-GP3クラスにフル参戦する。

2022全日本ロード:手島雄介監督(日本郵便HondaDream TP)
2022全日本ロード:手島雄介監督(日本郵便HondaDream TP)

 まずは、手島雄介監督が「今シーズンはチャンピオン奪還を目標に高橋裕紀選手が全日本にフル参戦し、小山知良選手と共に2回級制覇を目指します。また、チームとしては新たな試みでJ-GP3クラスに岡崎静夏選手を迎え入れ戦って参ります」と意気込んだ。

「最高なチームは我々だけでは作れません。サポート頂く皆様ひとりひとりのご協力と参加により最高なチームは成り立ちます。今シーズンも我々のチームの一員に入って頂いた上で是非戦って貰えたら有難いです。よろしくお願い致します」

2022全日本ロード:日本郵便HondaDream TP
2022全日本ロード:日本郵便HondaDream TP

 ST1000クラスの高橋は、ロードレース世界選手権の経験者。2014年に全日本ロードに復帰するとJ-GP2クラスで2度タイトルを獲得。2020年にはST1000クラスで初代チャンピオンに輝いた。

 2021年は同チームから全日本ロードST1000クラス、F.C.C. TSR Honda FranceからFIM世界耐久選手権(EWC)にダブルエントリーしており、両カテゴリーで優勝を飾った。そして今季はST1000クラスにフル参戦することとなった。

 ST600クラスに継続参戦する小山もロードレース世界選手権を経験している。全日本ロードに復帰したのは2018年で、日本郵便 Honda Dreamのエースライダーとして2019年はST600チャンピオンを獲得。2020年はランキング3位、2021年はランキング2位となっている。

 岡崎は2012年からJ-GP3クラスに参戦する女性ライダーで、最高ランキングは6位。2016年と2018年のロードレース世界選手権の日本GPではMoto3クラスにワイルドカード参戦した。

 また、2020年からは自身のチームでJ-GP3に継続参戦していたが、日本郵便HondaDream TPに加入することとなった。

高橋裕紀(日本郵便HondaDream TP)が駆るホンダCBR1000RR-R
高橋裕紀(日本郵便HondaDream TP)が駆るホンダCBR1000RR-R

 この発表会はYouTube LIVEでも配信され、コメントや質問を書き込んだファンとの交流もあった。そのなかで、高橋のマシンはサスペンションとブレーキがオーリングとブレンボだったが、ショーワとニッシンに変更することが明らかになった。

2022全日本ロード:ST1000に参戦する高橋裕紀(日本郵便HondaDream TP)
2022全日本ロード:ST1000に参戦する高橋裕紀(日本郵便HondaDream TP)

■高橋裕紀
「昨年は世界耐久選手権の方に参戦をした影響で、全日本ロード選手権は2戦しか出ることができませんでした。開幕戦こそは優勝できましたが、2戦目では2位、それ以降はレースへ出場できずに皆様へご迷惑をおかけしました」

「しかし、昨年の世界耐久選手権でも優勝を1度でき、その中で学んだことを今年は全日本フル参戦する上で活かせたらと思います。全戦全勝を目標に、皆様の前でチャンピオン奪還を目指して頑張りたいと思います。また、コロナ渦がいまだ続く中で大変難しいとは思いますが、皆さんと現地で、サーキットでお会いできることを楽しみにしています。今年もご声援の方を宜しくお願い致します」

2022全日本ロード:ST600に参戦する小山知良(日本郵便HondaDream TP)
2022全日本ロード:ST600に参戦する小山知良(日本郵便HondaDream TP)

■小山知良
「昨シーズンはST600クラスにおいてシーズン3勝をし、クラス最多勝を得ることができましたが、同時に浮き沈みのあるシーズンでもありました。この長いオフシーズンの間に自分がどのようにすれば成長できるか必死に考え、トレーニングに励んできました」

「その中、トライアルバイクを使用したトレーニングでは、基礎を見つめ直し、精密機械のような走りができるように訓練してきました。その成果を4月の開幕戦もてぎ大会で見せられるよう、また最低でもシーズン3勝ができるように挑んでいきたいと思います。昨年は沢山失敗しましたが、失敗を恐れずに攻め続けるKoyamaxから、応援頂く皆様へ笑顔・感動・夢を届けられるように全力を尽くして頑張ります。今年も応援よろしくお願い致します」

2022全日本ロード:J-GP3に参戦する岡崎静夏(日本郵便HondaDream TP)
2022全日本ロード:J-GP3に参戦する岡崎静夏(日本郵便HondaDream TP)

■岡崎静夏
「私がレースをするのに追い求めるのは“速さ”ではなく“うまさ”です。この全日本ロードレース選手権は男女のクラス分けがないという意味において、真の日本一を狙うことができます。夢を追い求めることの大変さ、またそれとは比較にならないような楽しさや素晴らしさがあることを私がレースで結果を残すことで、子ども達に伝えていきたいです」

「そして“速さ”よりも“うまさ”を求めることが『事故ゼロ』に繋がり、多くのバイク乗りの皆様がより楽しい安全なバイクライフを送れるということを証明できるようなライダーになりたいです。このチャンピオン経験のあるチーム、先輩ライダーのもとで走りながら技術を盗み、優勝を目指して戦っていきます。応援よろしくお願い致します」

■2022年MFJ全日本ロードレース選手権
参戦チーム名:日本郵便HondaDream TP
チーム監督:手島雄介
参戦ライダー
ST600クラス #2 小山知良
ST1000クラス #10 高橋裕紀
J-GP3クラス #14 岡崎静夏


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