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MotoGP ニュース

投稿日: 2022.08.05 20:37
更新日: 2022.08.06 09:10

2022鈴鹿8耐の暫定ポールポジションはTeam HRCが獲得。長島哲太が圧巻の2分04秒台を叩き出す

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MotoGP | 2022鈴鹿8耐の暫定ポールポジションはTeam HRCが獲得。長島哲太が圧巻の2分04秒台を叩き出す

 8月5日、三重県の鈴鹿サーキットで『2022 FIM世界耐久選手権(EWC)第3戦 “コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第43回大会』(鈴鹿8耐)の予選1回目、2回目が行われ、両セッションともにTeam HRC(長島哲太/高橋巧/イケル・レクオーナ)が総合トップに立ち暫定ポールポジションを獲得している。

 鈴鹿8耐の公式予選は、エントリーする3人のライダー中ふたりが記録したベストタイムの平均で争われ、予選上位10チームが決勝グリッドトップ10およびポールポジションを賭けてタイムを競う土曜日の“トップ10トライアル”に進出することになる。

 予選1回目は12時10~30分までがライダーブルー、12時45~13時05分までがライダーイエロー、13時20~40分までがライダーレッドで、それぞれ20分間のセッションが行われた。午前中のフリー走行終了時点では厚い雲が上空を覆っていた鈴鹿サーキットだったが、予選1回目では晴れ間も見え気温28度、路面温度38度のなかドライコンディションで予選が開始された。

 まず始まったライダーブルー予選では、セッション開始直後にS-PULSE DREAM RACING・ITECの生形秀之が2コーナー立ち上がりでマシンストップ、続いてTeam de”LIGHTの奥田貴哉が200Rシケインで転倒を喫してしまうが、予選には影響することなくセッションが続けられる。

 まずトップタイムを出したのは、午前中のフリー走行も首位で終えているTeam HRCの長島哲太だ。公式テストからトップタイム連発の長島はまず2分06秒659というトップタイムを記録すると、その直後に2分04秒942という圧倒的なタイムを叩き出し自身のトップタイムをさらに更新する速さを披露する。

 その後も長島のタイムの上回るマシンは現れず、TeamHRCの長島が2番手に1.196秒差をつけてブルーライダー予選トップに。2番手にYART-YAMAHA OFFICIAL TEAM EWCのマービン・フリッツが2分06秒138、3番手にAstemo Honda Dream SI Racingの作本輝介が2分06秒393で続いた。なお、ゼッケン1番をつけるYoshimura SERT Motulはシルバン・ギュントーリをブルーライダーに登録していたが、コースインせずにセッションを終えている。

 続くライダーイエロー予選では開始から4分ほどでSDG Honda Racingの榎戸育寛がデグナーひとつめで転倒を喫するもセッションは続行。そのなかでまずトップタイムを記録したのはAstemo Honda Dream SI Racingの渡辺一馬が2分06秒801をマークするも、直後にKawasaki Racing Team Suzuka 8Hのアレックス・ロウズが2分06秒204を記録してトップに立つ。

 しかし、その後もタイム更新合戦が続き、YART – YAMAHA OFFICIAL TEAM EWCのニッコロ・カネパが2分05秒863を叩き出しロウズを上回り0.341秒差でトップに。その後にはここまで絶好調のTeam HRCの高橋巧が2分06秒494を記録して3番手に浮上してくるとセッションは終了時刻を迎え、YART – YAMAHA OFFICIAL TEAM EWCがライダーイエロー予選をトップで終えた。

 予選1回目最終セッションとなるライダーレッド予選のスタート時刻には再び上空を雲が覆い、西コースのスプーンからポツりと雨粒が落ち始めるなかでセッションが開始された。その開始直後、S字コーナーでYART – YAMAHA OFFICIAL TEAM EWCのカレル・ハニカが転倒を喫すると、ヘアピンのカメラにも確認できるほどの雨粒が付き始める。

 ライダーたちは天候が不安定ななか走行を続けるも、次第に東コースのS字区間でも雨が落ち始め、反対側の西コースは完全なウエットコンディションに。そして多くのライダーがマシンをピットへと戻すなか、数台のマシンがレインタイヤを履いて走行を開始し、序盤に転倒を喫したYARTヤマハもレインタイヤを履いたTカーでチェック走行のためにコースに出ていく。

 セッション終盤にはそんなレインタイヤ勢をあざ笑うかのように太陽が顔を出し、レインタイヤを履いたYoshimura SERT Motulの渡辺一樹が一時トップに立つもタイムは2分21秒867に留まる。しかし、そのタイムをドライタイヤを履いたTEAM KODAMAの長尾健史が上回り2分11秒184で首位に立つと、最終盤にF.C.C. TSR Honda Franceのマイク・ディ・メリオが2分10秒556を記録し逆転トップでライダーレッド、そして予選1回目は終了となった。

■次のページへ:予選2回目もTeam HRCの勢いは止まらず長島が全体トップ


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