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MotoGP ニュース

投稿日: 2023.02.27 05:45
更新日: 2023.02.27 09:01

2022年王者のバウティスタ、3レースで優勝して開幕戦を制す/SBK第1戦オーストラリア

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MotoGP | 2022年王者のバウティスタ、3レースで優勝して開幕戦を制す/SBK第1戦オーストラリア

 2月24~26日、スーパーバイク世界選手権(SBK)の2023年シーズン開幕戦オーストラリアラウンドがフィリップ・アイランド・サーキットで行われ、アルバロ・バウティスタ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)がレース1、スーパーポール・レース、レース2のすべてで優勝を飾った。

■レース1:ウエットのレースでバウティスタが勝利

 シーズンの口火を切るオーストラリアラウンドのスーパーポールでは、トプラク・ラズガットリオグル(パタ・ヤマハ・プロメテオン・ワールドSBK)がポールポジションを獲得する。2022年チャンピオンであり、ゼッケン1をつけて2023年シーズンに挑むアルバロ・バウティスタ(Aruba.it レーシング-ドゥカティ)は2番グリッド。3番グリッドには2022年スーパースポーツ世界選手権(WSS)チャンピオン、SBKルーキーのドミニク・エガーターが並んだ。ジョナサン・レイ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)は2列目4番グリッドからのスタートである。

 レース1は気温20度、路面温度24度のウエットコンディションとなった。ホールショットを奪ったのは2番グリッドからスタートしたバウティスタ。2番手にレイが続いてバウティスタを追い、1周目にレイはバウティスタをかわしてトップに立った。

 2番手に後退したバウティスタの後ろには、少し離れて3番手のアレックス・ロウズ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)、4番手のラズガットリオグル、5番手のアンドレア・ロカテッリ(パタ・ヤマハ・プロメテオン・ワールドSBK)が続く。

 トップを走るレイは、じわじわと2番手のバウティスタを離しつつあり、その差は1秒から1.5秒ほどで維持されていた。また、バウティスタと3番手のロウズとの差も開いており、さらにロウズは5周目にラズガットリオグルにパスされて4番手に後退。ラズガットリオグルが3番手に浮上した。

 8周目に入るころ、バウティスタがレイとの差を詰め始める。1秒以上あったギャップは1秒を切った。10周目、左の高速コーナーである3コーナーでバウティスタがレイに並び、立ち上がりでトップを奪う。レイはしばらくバウティスタを逃すまいとしていたが、ふたりの差は開いていった。

 このころ、3番手を走っていたのはラズガットリオグルだが、レイとの差は大きく、トップ3はそれぞれ単独走行。4番手はロウズ、5番手はロカテッリで、こちらもややギャップがある状況だった。しかしロウズは15周目の2コーナーで転倒を喫し、リタイアに終わっている。

 バウティスタは中盤からトップを譲ることなく、開幕戦レース1で優勝を飾った。2位はレイ。レイにとってはこのオーストラリアラウンドのレース1が、SBKにおける378回目のレースとなり、トロイ・コーサーの377回の出走記録を上回った。

 3位はラズガットリオグルが獲得し、2022年シーズンのランキングトップから3位までの3人が表彰台に立った。4位にはロカテッリ、5位にはアクセル・バッサーニ(モトコルサ・レーシング)が入っている。

■レース2:ドゥカティがワン・ツー


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