2011年に登場して以来、ブラッシュアップが続けられているイギリス伝統のライトウエイトスポーツ『ロータス・エリーゼ』のフェイズIIIモデルに、ロータス自身が「エリーゼ史上最強」をうたい、チームロータスとして1972年から1986年まで戦ったF1をコンセプトに数多くのパフォーマンスパーツを特別装備した『ロータス・エリーゼ カップ 250 GP EDITION』が登場。10月18日より発売が開始されている。
1.8リッターのスーパーチャージャーエンジン“2ZR-FE”を搭載し、最高出力248.4PS、最大トルク244Nmを実現する『エリーゼ カップ 250』をベースに、全世界限定40台の生産となるこの『ロータス・エリーゼ カップ 250 GP EDITION』は、そのうち20台が日本へ割り当てられた。
サーキット走行にこだわるモデルの証しである「カップ」の名を持つこの最新モデルは、上記のエンジンに対応するように公道走行とサーキット走行の垣根を取り払い「日常に使用できるレースカー」を目指して開発。軽量化とパフォーマンス強化に重点を置き、乾燥重量はわずか884kg、0-100km/h加速は4.3秒を実現している。
そのパフォーマンスを支えるべく、リチウムイオンバッテリー、ロータスの職人がハンドメイドで仕上げたレースシート、モータースポーツ仕様の超軽量鍛造アルミホイール、独立懸架式ダブルウィッシュボーンサスペンション、フロントアンチロールバーを装備。併せてフロント、リヤともにビルシュタイン製高性能ダンパーとレートを上げたアイバッハ製同軸コイルスプリングを採用した。
さらにフロントにはAPレーシング製ツインピストンキャリパー、リヤにブレンボ製シングルピストンキャリパー、前後ともに288mm径のクロスドリルドベンチレーテッドディスクを使用することで高いブレーキ性能も実現。他の1.8リッターモデルと同様、エリーゼカップ250にもドライバーが選択可能なESPモード(ドライブ、スポーツ、オフ)が用意されている。