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クルマ ニュース

投稿日: 2019.07.04 17:34
更新日: 2019.07.04 18:50

航続距離400km実現のメルセデス『EQC』が日本初公開。最新EVに武豊アンバサダーも「興味あり」

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クルマ | 航続距離400km実現のメルセデス『EQC』が日本初公開。最新EVに武豊アンバサダーも「興味あり」

 メルセデス・ベンツ日本は7月4日、東京・六本木にてブランド初の量産型の電気自動車『EQC』の発表会を開催した。この発表を記念した特別仕様車『EQC Edition 1886』(限定55台)のWeb商談予約を7月18日(木)午前11時からメルセデス・ベンツ オンラインストアで先着順で受付を開始する。納車は2019年10月以降を予定。また、カタログモデルの『EQC400 4MATIC』の納車は2020年春頃を予定している。
  
 発表会では上野金太郎社長がEQCを自ら運転して登壇。「ダイムラー社は2016年に中長期戦略CASEを発表しました。そのなかの“E”(Electric)=電動化を推進するため立ち上げたのが電動モビリティを包括するブランド“EQ”です」と次世代を担うニューブランドを紹介した。

「EQは電気自動車そのものや、燃料電池やプラグインハイブリッドなどの電動モデルに加え、電動化に伴う関連サービスも包括しています。ダイムラー社は今後、さらに電動化を加速させていきます。具体的には2022年までに電気自動車を10モデル以上発表予定で、2030年までにはEQ販売比率を50%以上にすると宣言しています。日本においてもEQブランドのモデルを順次展開していく方針です」と語った。

■EQシリーズ第一弾はメルセデス王道路線のSUV

 EQCはEQシリーズの最初の市販車で、欧州では今年5月から受注が開始されている。
 
 EQCの電気モーターは前後アスクルに各1基ずつの合計2基を採用。非同期型2基の電気モーターを合計した最高出力は408ps、最大トルク765Nmを発生する。バッテリーはリチウムイオン電池を採用し、車体中央の床下にレイアウトされる。バッテリーのセル数は384個、重量は652kgだ。

 バッテリー容量は80kWhで、航続距離は400km(WLTCモード)を実現。低負荷領域ではフロントモーターが主に動き、ダイナミックな運転をしようとするとリヤモーターが稼働し、前後のトルクを調整して四輪駆動の優れたドライビング特性を披露する。充電は、普通充電と急速充電(CHAdeMO規格)に対応している。

 EQCのプラットフォームは、GLCと共用のもの。サスペンションはフロントが4リンク、リヤがマルチリンクで、こちらもGLCと同じだ。

■従来のメルセデスからの乗り換えも違和感なし。先進装備はSクラス並み

メルセデス初の量産型電気自動車『EQC』
メルセデス初の量産型電気自動車『EQC』
メルセデス初の量産型電気自動車『EQC』。リヤのテールランプは左右一体型。
メルセデス初の量産型電気自動車『EQC』。リヤのテールランプは左右一体型。


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