フォルクスワーゲングループ・ジャパンは6月15日、8年ぶりにフルモデルチェンジを果たした新型『Golf(ゴルフ)』を発表し、同日より全国のフォルクスワーゲンディーラーで発売を開始する。
8年ぶりにフルモデルチェンジを果たした新型ゴルフは、『デジタル化』『電動化』『ドライバーアシスタントシステム』において大幅な進化を遂げている。
デジタル化においては最新のデジタル技術が投入され、クラスを超えたデジタルインターフェースを採用。10.25インチの液晶ディスプレイを採用したデジタルメータークラスター“Digital Cockpit Pro”を全車に標準装備し、すぐ横にはインフォテイメントシステムを配置することで視認性を高め、スッキリとしたコックピットを実現した。
また、電動化ではフォルクスワーゲン初となる48Vマイルドハイブリッドシステムを採用し、モーターのアシストによってスムーズな発進や加速を実現する。
そしてドライバーアシスタントシステムにおいては、ドライバーが運転中に意識を失うなど、万が一の事態が発生しても安全に車両を停止させる緊急時停車支援システム“Emergency Assist”などの最新テクノロジーが採用されたことで、ハイレベルなドライバーアシストが可能となり、安全性をさらに高めている。新型ゴルフの主な特徴は以下のとおりだ。
■機能美をつきつめたダイナミックなエクステリアデザイン
45年前に初代モデルがデビューして以来、ゴルフは日常ユースにおける高い実用性と、クリーンで精度の高いデザインを常に融合させてきた。今回発表された新型ゴルフもその伝統を受け継ぎ、美しく完璧なデザインと機能は。そのシルエットに明確に表現されている。
特徴的なCピラーは、初代ゴルフのアイコンデザインを現代へと受け継ぐもので、今にも走り出しそうなダイナミックな印象を生み出し、力強いショルダー部分とリヤが見る者に強い印象を与えると同時に、一目でゴルフと分かるフロントデザインは、さらにスリムになったラジエターグリル、ドアハンドルを経由してリヤへと伸びるシャープな“スライス”ラインが特徴とされた。
そして新型ゴルフはボディのあらゆる面が見直されたことによって、空気抵抗係数(Cd値)が先代の0.3から0.275に低減され、さらなる低燃費に貢献し、風切り音も低減されることで、さらなる静かさと快適性にもつながっている。
■革新的なインテリアコックピット
新型ゴルフは、最新世代の通信モジュールを内蔵したフォルクスワーゲン純正インフォテイメントシステムとデジタルメータークラスター“Digital Cockpit Pro”を標準装備とすることで、運転席には同じ視覚軸上で結合されたデジタル・ディスプレイ環境が創出される。
また、オートマチック・デュアル・クラッチ・ギヤボックス(DSG)のシフトレバーが先代モデルよりも小型化され、ライトおよび視界関連の機能、ルーフコンソールおよびインフォテインメントシステムの各要素は、機能に応じてタッチスクリーン、タッチスライダー、またはボタンを使用して操作することが可能となり、操作性が向上している。