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クルマ ニュース

投稿日: 2021.07.29 13:25
更新日: 2021.07.29 13:55

スバル、新型BRZ発表。GR 86開発陣と切磋琢磨し、究極のFRピュアスポーツカーを実現

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クルマ | スバル、新型BRZ発表。GR 86開発陣と切磋琢磨し、究極のFRピュアスポーツカーを実現

 スバルは7月29日、水平対向エンジンを搭載したスポーツカーモデルの2代目となる新型『SUBARU BRZ』を発表した。価格は308万~343万2000円(税込)だ。

 今シーズン、すでに国内最高峰シリーズのひとつであるスーパーGTのGT300クラスに登場し、オフシーズンから大きな注目を集めていた新型BRZ。その市販モデルが正式発表された。

 2代目となるスバルBRZは、先代と同じく『トヨタGR 86(初代はトヨタ86)』との共同開発によって誕生した。この新型ではトヨタと“もっといいクルマづくり”を追求。クルマのベースを共有しながらも、それぞれの個性を際立たせる異なる走りの味を持たせることに注力し、新型GR 86開発チームとお互いに切磋琢磨した結果、「誰もが愉しめる究極のFRピュアスポーツカー」を実現させたという。

 トピックスのひとつに挙げられるのは新しいボクサーエンジンの採用だ。新型BRZは初代モデルから排気量を拡大した新開発の2.4リットル水平対向4気筒エンジンをフロントに搭載。

 このエンジンは徹底した吸排気性能の強化とフリクション低減によってトルクが向上し、レスポンス良く滑らかに高回転まで吹け上がるスポーツカーらしいフィーリングとともに力強い加速をもたらす。

 また、6速AT搭載車ではSPORTモードの制御が進化し、クルマがスポーツ走行中と判断した際には、ドライバーの意思や操作に応じて最適なシフト操作を自動的に行い、よりダイレクト感のあるコーナリングを可能とした。

 車体側ではスバル・グローバル・プラットフォームの開発から得たノウハウを取り入れるとともに、インナーフレーム構造や構造用接着剤などを採用しボディを再構築。初代モデルに対しフロント横曲げ剛性が約60%、ねじり剛性は約50%向上した。また、ステアリング操作への応答性を高め、より軽快な動きを実現するとともに旋回時のトラクション性能も向上している。

 車体の軽量化に係るところではルーフやフード、フロントフェンダーの素材に軽量なアルミが採用された。エンジン出力や安全性の向上にともな重量増を抑制すると同時に、前後左右重量の適正化やさらなる低重心化を実現し、BRZが持つ運動性能がさらに高められている。

 一新されたエクステリアは、より低くよりワイドに設置されたヘキサゴングリルが低重心を主張する。グリルから始まり後方へ連なる芯の通った造形で、体幹の力強さが表現された。

■次のページへ:“R”と“S”の2グレード展開で、それぞれに6速MTと6速ATを用意


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