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クルマ ニュース

投稿日: 2021.09.15 11:10

オープンエア+4輪駆動の全部載せ“M”モデル『BMW M4カブリオレ・コンペティションM xDrive』誕生

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クルマ | オープンエア+4輪駆動の全部載せ“M”モデル『BMW M4カブリオレ・コンペティションM xDrive』誕生

 9月3日に発売開始となったばかりの最新“Mハイ・パフォーマンス・モデル”のうち、史上初の4輪駆動システム“M xDrive”を搭載したクーペボディの『BMW M4 Coupe Competition M xDrive』をベースに、オープンエアと4輪駆動のパフォーマンスを融合した“全部載せ”モデル『BMW M4 Cabriolet Competition M xDrive(カブリオレ・コンペティション・エム・エックスドライブ)』が登場。9月10日より発売が開始されている。

 BMW M社が開発する高性能“M”モデルのうち、ストリートも考慮したMパフォーマンス・モデルと、サーキットを主眼とするMハイ・パフォーマンス・モデルの2種類が設定されるようになって久しいが、そのうち高性能版の後者の位置付けにあたるモデルとして、オープンエアの爽快感による“駆けぬける歓び”を実現する『BMW M4カブリオレ・コンペティションM xDrive』が追加設定された。

 こちらも同車種内でトリム別として設定されるようになった標準仕様とコンペティション仕様のうち、よりハードな走行性能を追求した“Competition”の名称を持つ今回のモデルは、その心臓部に標準仕様の最高出力480PS/6250rpm、最大トルク550Nm/2650-6130rpmの直列6気筒BMW Mツインパワー・ターボ・ガソリンではなく、それぞれ510PS/6250rpm、650Nm/2750-5500rpmまで出力を高めた高出力版を搭載している。

 ベース車の源流となる『BMW M4クーペ・コンペティション』と同様のエンジンは、圧力損失を最小限にし、流体抵抗を極めて低く抑えてレスポンスを最適化した吸気ダクトや、重量の最適化により高回転まで最大限、安定したパワー供給を実現する鍛造ピストンを採用。

 最適化されたブースト圧で迅速かつダイナミックなレスポンスを発揮し、低回転時でも高いトルクを実現するツイン・ターボチャージャーを採用するなど、サーキットで培われた多くの技術を余すことなく採用している。

 そのハイパワーを路面に伝達する駆動系には、約1週間先行で発売開始となった『BMW M4クーペ・コンペティションM xDrive』で同車史上初の採用となったM専用4輪駆動システム、M xDriveを搭載。BMW自慢の駆動制御システム“xDrive”をベースに、Mモデル専用制御となるドライビング・ダイナミクス・コントロールによって管理され、車両の安定走行をサポートするDSC(ダイナミッック・スタビリティ・コントロール)との協調もあり、基本設定の「DSCオン・4WDモード」でMモデル特有の俊敏性を存分に発揮する。

 また、走行コンディションやドライバーの熟練度に合わせた豊富な走行モードが組み込まれるのも特徴で、Mダイナミック・モード(MDM、4WD Sport)では、リヤアクスルへの駆動トルク配分が増加し、後輪のスリップ許容量が大きくなることで、より多様なハンドリングを楽しむことが可能に。

 DSCオフ時に選択可能な『4WDモード』『4WD Sportモード』『2WDモード』のうち『4WDモード』ではもっともバランスの良いコントロールとトラクションの組み合わせとなり、一方の『4WD Sportモード』ではより高い精度のステアリング特性と力強いトラクションが組み合わされる。

よりハードな走行性能を追求した“Competition”仕様がベースとなり、直列6気筒BMW Mツインパワー・ターボ・ガソリンは510PS/6250rpm、650Nm/2750-5500rpmを発生
フロントマスクは、迫力ある縦型の大型キドニー・グリルとし、水平方向にはダブルバーを採用した

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