アメリカンスポーツを代表するモデルである『シボレー・コルベット』が2023年に誕生70周年を迎えるのに先立ち、シボレーはこれを記念した米国向け特別モデルを用意。2023年型のシボレー・コルベット スティングレイ、ならびにシボレー・コルベット Z06をベースとした特別仕様車“70th Anniversary Edition”を1月24日に発表した。
現在、ミッドシップレイアウトとなった8世代目モデルが北米やヨーロッパ、日本などで展開されているコルベット。モータースポーツシーンでも馴染み深いこの名は、約70年にわたる歴史を持ち、アメリカンスポーツのカルチャー・アイコンであり続けながら、テクノロジー、パフォーマンス、スタイルの限界を押し広げてきた。
そんなコルベットが2023年に誕生から70周年を迎えるのに合わせて登場する特別モデルでは、外装色を新色のホワイトパールメタリック・トゥリコートとカーボンフラッシュメタリックという2色の限定カラーから選択することができる。
また、70th Anniversary Editionは、スティングレイとZ06で異なるデザインとなる記念のセンターキャップを装着した専用ホイールを採用。エッジレッド仕上げのブレーキキャリパーや「70th Anniversary Edition」の専用エクステリアバッジを備える他、コックピットには、ツートンカラーのセラミックレザーGT2シートまたはコンペティションスポーツシート、レッドカラーのシートベルト、スエードマイクロファイバー製のシートインサートとステアリングホイールが奢られる。
さらに、クーペモデルのスティングレイ“70th Anniversary Edition”には、エッジレッドのエンジンカバーも付属する。
コルベットの高性能モデルである“Z06”初の量産車は、この70th Anniversary Editionだ。シボレーは量産第1号車（VIN 001）を1月29日（土）にパレットジャクソン・スコッツデールで開催されたオークションに出品。当該モデルは2020年に300万ドルで落札された『シボレー・コルベット スティングレイ』の1号車に付いた価格を60万ドル上回る360万ドル（約4億1500万円）で落札された。
なお、この収益金は2017年以来、シボレーがサポーターとなっている米軍の家族を支援している全米規模の非営利団体『オペレーション・ホームフロント』に贈呈されることになっている。
シボレー・マーケティング・バイスプレジデントのスティーブ・マジョロス氏は、「シボレーではコルベットへの情熱が深く根付いており、アメリカを象徴するスポーツカーが8世代目で達成した高揚感や販売面での大成功からも、この記念すべき年はとりわけ特別なものになります」と語った。
「70年を経た現在でも、コルベットは人々の心を躍らせ、子供たちにオープンロードへの夢を与えているのです」
