21世紀に甦った新世代MINIファミリーのうち、4番目のモデルとして誕生した『MINI Crossover(ミニ・クロスオーバー)』だが、その2代目より導入されたPHEV(プラグインハイブリッド)モデルをベースとする特別仕様車『ミニ・クロスオーバー・アルバート・ブリッジ・エディションPHEV』が登場。11月10日より発売が開始されている。
2017年に2代目に進化し、さらに2020年秋にはエクステリア・デザインを洗練させると同時に機能性を向上させた現行モデルは、ガソリン、クリーン・ディーゼルの両仕様に加えて、1.5リッター直列3気筒直噴ターボ(136PS/220Nm)に後輪を駆動するモーター(88PS/165Nm)と容量10kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載したPHEV仕様をラインアップする。
システム総合で224PS/385Nmを誇り、EVでの最大航続可能距離53kmを記録する同車をベースに、限定ボディカラーやレザーシートなどハイグレードな装備をまとう今回の特別仕様車は、夜にはたくさんのライトで彩られロンドンの名所となっている、テムズ川に掛かる趣のある橋“アルバート・ブリッジ”の名を冠した。
これには2030年代に電気自動車ブランドへの転換を計画するMINIにとって「未来への架け橋になるように」との想いが込められている。
エクステリアは、MINIファミリーでも人気の“ルーフトップ・グレー”を特別に装備し、ブラックのルーフ&ミラーキャップとフレームやエンブレム、モール類を引き締めるピアノ・ブラック・エクステリアを採用。19インチのアロイ・ターンスタイル・スポーク2トーンのホイールでパワフルなSUVらしさを強調し、さらにPHEV専用カラーである黄色をベースにデザインされた専用パーツを、フローティング・ホイールキャップを含む各所に採用するなど、都会的かつスポーティな印象としている。