フラッグシップ『RANGE ROVER(レンジローバー)』に続き、兄弟モデルの『RANGE ROVER SPORT(レンジローバー・スポーツ)』も2024年モデルに更新。同じくPHEV(プラグインハイブリッド)モデルを追加してすべてのパワートレインをハイブリッド化するとともに、最高出力635PSを誇る“SV”の詳細が公開された。初年度は特別仕様車『レンジローバー・スポーツSV エディション・ワン』のみの導入とし、通常カタログモデルは6月1日より受注開始となっている。
日本上陸初年度に特別仕様車“ローンチ・エディション”として導入されていた、マイルドハイブリッド(MHEV)の3.0リットル直列6気筒INGENIUMターボチャージドガソリン(400PS/550Nm)搭載モデルが、正式に“P400”としてラインアップに追加され、このエンジンと105kWの電動モーターを組み合わせたPHEV(550PS/800Nm)の“P550e”も同時設定。これで従来からの3.0リットル直列6気筒INGENIUMターボチャージドディーゼル搭載のMHEVである“D300(300PS/650Nm)”を含め、2024年モデルは全グレードが電動化されることとなった。
そして本家『レンジローバー』と同じく従来センターコンソールに配置していたスイッチ類をインフォテインメント“Pivi Pro”内に統合し、より洗練されたインテリアデザインを追求。すべてのモデルにデータプラン付きのオンラインパックを搭載し、ユーザビリティも向上させている。
さらに初年度こそ招待を受けた限られたユーザーへの限定販売ながら、最高峰モデル『レンジローバー・スポーツSV』も、この2024年モデルより新たに導入。パワートレインは最高出力635PS、最大トルク750Nmを発生する専用の4.4リッターV型8気筒ツインスクロールターボチャージドガソリンエンジン(MHEV)を搭載し、先代比で60PS/50Nm増、そして同じエンジンを搭載する2024年モデルの『レンジローバーSV』をも15PS上回る、ファミリー史上もっともパワフルな出力を得た。
それゆえダイナミクスを最適化した“SVモード”を選択すると、0-100km/h加速はわずか3.8秒、最高速度は290km/hに到達。さらにダイナミック・ローンチモード使用時には、最大トルクが型式認証値の750Nmから800Nmに増強される圧巻のパフォーマンスを誇る。