レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

国内レース他 ニュース

投稿日: 2021.09.07 18:26
更新日: 2021.09.07 18:32

スーパー耐久参戦の複数エントラントが第5戦鈴鹿を欠場。コロナ禍での感染拡大のリスク回避

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


国内レース他 | スーパー耐久参戦の複数エントラントが第5戦鈴鹿を欠場。コロナ禍での感染拡大のリスク回避

 9月6日付けで、鈴鹿サーキットは9月18〜19日に開催されるスーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook第5戦『SUZUKA S耐』のタイムスケジュールとエントリーリストを発表した。9クラス47台がリストに名を連ねているが、有力エントラントでは3チームが新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑み、参戦を見合わせることになった。

 2021年のスーパー耐久も残すところ第5戦鈴鹿、第6戦岡山の2戦となっているが、2020年は新型コロナウイルスの影響で開催できなかったひさびさの鈴鹿のレースには、9クラス47台が参戦することになった。注目どころでは、ST-ZクラスのTKRI 松永建設 AMG GT4に高木真一が加わっているほか、ST-Qクラスの水素エンジン車、ORC ROOKIE Racing H2 Conceptも鈴鹿初見参となる。

 チャンピオン争いも佳境に入りつつあり、初めての鈴鹿でのレースとなるハンコックタイヤなど見どころも多いレースだが、そんな第5戦に向けて、残念ながらふだんスーパー耐久に参戦している3チームが参戦を断念することになった。

 まずST-XクラスにニッサンGT-RニスモGT3で参戦しているMP Racingは、「スーパー耐久鈴鹿ラウンドを社会情勢を鑑みて関係各所と協議してまいりましたが、スタッフ関係者、家族の皆さまに感染拡大のリスク回避を最善と考え欠場の決定に至りました」と新型コロナウイルス感染拡大の社会情勢を鑑み、9月6日に欠場を自チームのSNSで発表している。メカニック等に地方在住者も多く、万が一感染を広げてしまった際のリスク等も鑑みての苦渋の決断だとしている。なお、第6戦岡山については今後の状況次第で出場を検討するとしている。

 また、ST-4クラスに2台のマツダ・ロードスターで参戦している村上モータースも同じく、自チームのFacebookページで「すごく悩みたくさんの方に相談しながら参加を模索しましたが、残念ながら88号車、120号車共に鈴鹿ラウンドは欠場します」と発表した。

「全国的に緊急事態宣言が出ている状況下でコロナに苦しんでる方がいること、レースに行くことで従業員やその家族が不安に感じてます。会社としても万が一があると今の制度だと(チームが本拠を置く)愛媛では大打撃で社員を守れない状況になることを考えると、欠場するのが最善と判断しました。応援して頂いた皆さま、スポンサーの皆さまには申し訳ありません。今後についてはまた発表させて頂きます」と村上モータースは欠場理由について記している。

 スーパー耐久では老舗中の老舗とも言える、ST-4クラスにトヨタ86で参戦する浅野レーシングサービスも、今回欠場することになった。チームに欠場理由について聞くと、他2チームと同様の新型コロナウイルスの感染急拡大による理由だとしている。

 少しずつ新規感染者数が減りつつはあるものの、まだまだデルタ株の猛威が報じられるなか、対策を厳重にとりつつ参戦を決めたチームも、参戦断念を決めたチームもそれぞれに事情と理由がある。参戦を希望するチームが、気兼ねなくパフォーマンスを発揮できる日が来ることを願わずにはいられない。

9月6日時点のエントリーリストはこちら
https://www.suzukacircuit.jp/s-taikyu_s/timeschedule/pdf/entrylist.pdf

Weds Sport 86
Weds Sport 86
村上モータースMAZDAロードスター
村上モータースMAZDAロードスター


関連のニュース