4月17日、株式会社ホンダ・レーシング（HRC）は、5月27日〜28日に富士スピードウェイで開催されるENEOS スーパー耐久シリーズ2023 Powered by Hankookの第2戦『富士SUPER TEC 24時間レース』からST-Qクラスに参戦予定の車両『CIVIC TYPE R CNF-R』のテスト走行を、同日モビリティリゾートもてぎにて実施したと明らかにした。
今回その姿が明らかにされた『CIVIC TYPE R CNF-R』は、ホンダ・シビック・タイプRをベースにスーパー耐久シリーズのST-Qクラス参戦のために製作された車両だ。
「カーボンニュートラルの実現」をモータースポーツにおいて取り組むべき命題のひとつと位置付けるHRCは、『CIVIC TYPE R CNF-R』にカーボンニュートラル・フューエル（CNF）を使用してレースに臨むことで、CNFに適合する市販車ベースのレース用エンジン開発を行っていくとしている。
そのほか、HRCではスーパー耐久シリーズへの参戦活動を通じ、参加型モータースポーツ向けのレースベース車両やパーツの研究開発も行って行くとのことで、こちらも今後の展開が楽しみなところだろう。
HRCの渡辺康治代表取締役社長は「このたび、このような新生HRCならではの活動について発表できることをうれしく思います。HRCはスーパー耐久シリーズへの参戦を通じて、多くのお客様にレースを楽しんでいただくためのレースベース車両やレース用パーツの開発を行うとともに、日本のレースシーンを盛り上げていきます。また、HRCが目指すモータースポーツ活動を通じたカーボンニュートラルの実現や、将来のHRCブランドの商品化に繋げていきたいと考えています」とコメント。
また、エントリー情報についても明らかにされ、カーナンバーは271に。そして、ドライバーを武藤英紀、伊沢拓也、大津弘樹、TBA（後日発表）を含めた4名が務めることも明らかにされている。
■エントリー情報
車体No.271
チーム名：Team HRC
車名：CIVIC TYPE R CNF-R
ベース車両：CIVIC TYPE R（FL5）
ドライバー：武藤英紀／伊沢拓也／大津弘樹／TBA
