2017年F1オーストラリアGP決勝で、ハースF1のロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンはともにリタイアに終わった。
■ハースF1チーム
ロマン・グロージャン 決勝=リタイア
急激にエンジンのパワーが落ちて、それをピットに伝えた直後には、もうスローダウンするしかないと分かった。とても残念な結果だ。まあ、現時点では僕もまだ落ち着いていないし、みんなも7位を失ったことを悔しがっているけど、このクルマが予選で6位に入ったのは確かな事実だよ。
スタートは完璧ではなかったので、それも改善する必要がある。コース上ではウイリアムズより速いと思えたほどだから、このクルマに大きなポテンシャルがあるのは間違いない。僕らにとって重要なのは、この調子を維持することと、一貫性を保つことだ。昨年はバーレーンで5位に入ったと思ったら、次の中国では19位だったりしたからね。そこを何とか改善して、今年は成績の一貫性を維持できるようにしたい。そうすれば、かなりのレースで大量得点が可能になるはずなんだ。
それが今の僕の率直な感想だけど、明日の朝、目を覚ました時には、また少し違った見方をしていると思う。つまり(ポジティブな面に目を向けて)、僕らのクルマはすごく出来がいいのだから、何が起きようとそれなりの位置を走れるはずだってね。
ケビン・マグヌッセン 決勝=リタイア
1周目のターン3で接触があった。アウトサイドに(マーカス・)エリクソンがいて、僕がアンダーステアを出した結果、彼のクルマの側面に突っ込んでしまったんだ。不運な出来事だった。僕はフロントウイングを失い、他にも少しダメージがあった。
ピットでノーズを交換した後は、クルマのフィーリングをつかんで、より深く理解するための長いテストセッションだと思ってコースに戻り、その意味では確かに有益だった。フィーリングは良かったし、クルマも速かったからね。それがこの週末で一番大きな収穫だったかもしれない。クルマは悪くない。あとはとにかく完走して、ポイントを稼いでいくだけだ。