6月19日のFIA世界モータースポーツ評議会で、2018年のF1のスケジュールが発表されたが、早くもこの日程が変更されるのではないかという噂が、バクーのパドックでささやかれている。
変更が噂されているのは、2つ。ひとつはオーストリアGPだ。オーストリアGPは、7月1日に決勝レース日に予定されているが、その前後にフランスGPとイギリスGPが組み込まれ、3週連続開催が予定されており、日程的に無理があるのではないかという指摘があった。
その3週連続開催の初戦となるフランスGPは、来年のカレンダーの目玉であり、スケジュール発表時にフランス人のジャン・トッド(FIA会長)も「伝統のフランスGPの復帰を歓迎したい。1990年以来のポール・リカールでのF1復活をうれしく思っている」とコメントしており、フランスGPが動くことは考えにくい。
またF1発祥の地、イギリスでのF1もその2週間後にドイツ&ハンガリーGPの連戦が控えているだけに、日程がズレることはないだろう。そうなると、消去法でオーストリアGPが消滅する可能性がある。むしろ消滅するとすべてが丸く収まるのである。
1 2