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F1 ニュース

投稿日: 2017.09.17 18:35
更新日: 2017.09.17 18:38

F1 Topic:2018年始動のトロロッソ・ホンダ、懸念されるギヤボックス供給はどこから?

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F1 | F1 Topic:2018年始動のトロロッソ・ホンダ、懸念されるギヤボックス供給はどこから?

 トロロッソが2018年からホンダのパワーユニットを搭載することは決まったが、リリースの中で、トロロッソがどのギヤボックスを使用するのかは明らかにされていなかった。  

 ホンダがトロロッソにPUを供給するという噂が出始めたとき、ギヤボックスについてはさまざまな憶測が流れた。それは4月下旬のロシアGPでホンダがザウバーへの供給を発表した際、同じようにギヤボックスが何製になるのか発表されなかったからだ。

 自分たちでギヤボックスを作っていないザウバーとホンダが作ることは不可能で、現実的にはマクラーレン製を使用するしか道は残されていなかったのだが、その発表がなされなかったのは、まさにマクラーレンとホンダの関係が微妙な時期をむかえていたからだった。

 モニシャ・カルテンボーンに代わってザウバー代表に就任したフレデリック・バスールが、ホンダとの契約を解消した最大の理由もそこにあった。

 だが、金曜日のFIA会見で、ギヤボックスの件を尋ねられたトロロッソのフランツ・トスト代表は、次のように即答した。

「ギヤボックスはこれまでと同様、トロロッソが製造することになる」

 この言葉だけを聞くと、ギヤボックスはトロロッソ製ということになる。しかし、状況はもう少し複雑だ。というのも、現在、トロロッソが使用しているギヤボックスは、カーボン製のケーシングは自社製だが、インターナルは、じつはレッドブル・テクノロジー製だからだ。

 つまり、今回のトロロッソ・ホンダ成立には、背後でレッドブルが大きく絡んでいることがわかる。

 契約が発表された翌日のパドックでは、トロロッソのトスト代表だけでなく、レッドブルのヘルムート・マルコも人目をはばからず、ホンダのホスピタリティハウスに出入りしていた。

ホンダのホスピタリティに出入りするヘルムート・マルコ


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