2017年シーズンのダニエル・リカルドはレッドブルF1でのチームメイトバトルを制したかのように見えるが、2018年は予選での走りを改善する必要があると考えている。
今季、リカルドがチームメイトのマックス・フェルスタッペンを予選で上回った回数は7回に留まった。レースでのパフォーマンスに目を向けると、両者が完走したレースでリカルドがフェルスタッペンを上回った回数は2回のみだった。
シーズン序盤にフェルスタッペンのリタイアが相次いだため、最終的なランキングではポイント数でリカルドが勝っている。しかしリカルドは、アブダビGPでのリタイアによってドライバーズ選手権5位に転落したことに落胆しているという。
「マックスが僕よりも優れていた部分が、予選だけではなかったことは否定できない。予選はこれまでずっと僕の強みだったんだ」
「僕は予選での腕を絶対に上げなければならない。そのためにはまず、去年と比較して今シーズンの何が良くなかったのかを理解することだ」
大差で負けたわけではないが、0.05秒は0.05秒だとリカルドは話す。
「それがポールポジション獲得につながることもあるし、チャンピオンシップの行方を左右することもある。僕らはすべてにおいて戦わなければならないんだ。それは良いことだよ」
「過去のチームメイトだったら、あちこちでミスをしてもまだ上回ることができたかもしれない。けれども今はそうはいかない」
「僕らは互いにプレッシャーをかけあっている。今年は予選でミスをしたら2番目になるだろうと、マックスと僕の両方が思っていたんだ」