今シーズンから頭部を覆うハロが装着され、ますます外部からはドライバーのヘルメットが見えづらくなってしまいそうだが、やはりドライバーのアイデンティティーがいちばん顕著に表れるのがヘルメットのデザインだ。2015年から1回限りのスペシャルデザインを除きシーズン中のデザイン変更が禁止とされているが、果たして、今年1年を戦うヘルメットはどういうデザインになっているのだろうか? 最新のF1ヘルメット事情を紹介しよう。
まずは今年いちばんのデザイン変更となったのはマシンのカラーも一新されたマクラーレン・ルノーのフェルナンド・アロンソ。昨年のインディ500や今年のデイトナ24時間に参戦した際にスペシャルデザインのヘルメットで臨んだアロンソだったが、今シーズンは本業のF1でも大きくデザインを変更してきた。しかしながら、どれだけ大きくカラーリングを変えようとも「水色」「黄色」「オレンジ」の見慣れた配色が入っているだけでアロンソのヘルメットというのが一目瞭然なのは、もはやデザインを超えた個性の表れと言ってもいいだろう。