F1ニュース

2018.03.20

大幅なタイムアップを果たしたザウバーF1。懸念材料はドライバーラインアップ/全チーム戦力分析(8)


 F1バルセロナ合同テスト2回目が終了し、マシンの速さそして信頼性が見えてきた。今回は全チームの戦闘力を分析し10回にわたり連載していく。第8回目は今季からアルファロメオと提携、テストでは昨年のタイムを大きく上回ったザウバーだ。

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●ザウバー(チーム戦力:60点)
 昨年と比較して、今年の合同テストのベストタイムで、マクラーレンに次いで大きく前進したチームがザウバーだ。シャルル・ルクレールがマークした1分19秒118はフォース・インディアのセルジオ・ペレスを上回り、エステバン・オコンからも0.15秒落ちだった。

 もちろん、ベストタイムだけでは真のポテンシャルはわからないが、中団グループから大きく引き離された昨年のテールエンダーが少なくとも今年は中団グループの背後に迫っていることは間違いようだ。

 その最大の要因は、フェラーリからサポートに因るところが大きい。昨年のザウバーは唯一、1年型落ちのパワーユニットを使用していたが、今年は最新のPUを使用できる。

 Auto Motor und Sport誌によれば、昨年のフェラーリPUは934馬力だったとされ、今年はそれに数十馬力向上しているというから、PUのパワーだけで昨年より50馬力以上はパワーアップしている。サーキットにもよるが、10馬力で約0.3秒のゲインがあるから、約1.5秒速くなっていると考えていい。

 昨年の最終戦アブダビGPの予選Q1落ちしたパスカル・ウェーレインのタイムは1分39秒930。ここから1.5秒引くと1分38秒430となり、Q2で10番手のウイリアムズのフェリペ・マッサの1分38秒565を上回り、Q3へ進出することになる。

 もちろん、各チームとも昨年よりマシンを進化させて、合同テストのタイムだけで比較すると、昨年比で0.9秒から2.1秒速くなっていたので(極端な差が出ているマクラーレンとウイリアムズを除く)、ザウバーのベストタイムが合同テストでトップ10に入ることはなかったが、昨年比で2.5秒速くなったザウバーが、確実に中団グループをキャッチアップしていることは間違いない。


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