F1の開発はとどまるところをしらず、毎グランプリ、新しいパーツが導入されている。F1iのテクニカルエキスパート、ニコラス・カーペンティアーズがスペインGPの週末に見つけたレッドブルの注目アイテムを紹介、分析する。
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■レッドブル
(1)バージボード
フェラーリ、マクラーレンと並んで、(少なくとも目に見える形で)最も多くのアップデートを持ち込んだのがレッドブルだった。
RB14のサイドボードは、さらに分割化が進んだ。1枚目の大型パネルは立てに大きな切れ目が入り(オレンジ色矢印)、2枚目のプレートの上部は2枚に分かれた(黄色矢印)。
下部に目を転じると、ベース部分の切れ目は4カ所から6カ所に(赤矢印)。そこから後方へと湾曲する部分も2分割された(青矢印)。これらの細かい処理は、空気の流れをできるだけ緻密にコントロールしようというメルセデスの空力哲学の影響が見て取れる。