ハースF1のロマン・グロージャンは、決勝レース中の給油を戦略のひとつとして導入することで、各チームにとっては選択肢が増え、ショーの面でも面白さが増すと考えている。
給油はコスト削減と安全性向上への取り組みの一環で、2009年シーズン末をもって禁止となった。以来、給油復活案はF1ストラテジーグループで数回議論されてきたものの、実現には至っていない。
グロージャンは、給油が再導入されればレース結果が予測できてしまうといった事態をなくし、若干の意外性をもたらすことにもつながると考えている。
「この件をGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)や、そういった場に持ち出したわけではない。だけど個人的には復活を望んでいる」と、グロージャンはCrash.netに対して語っている。
「そうすれば戦略の自由度ももう少し増すだろう。今は(戦略への)対応の仕方が、やや限られている。燃料が切れたら、切れたで終わりだ」
「僕は、もっと多くのチームが表彰台のために戦うことができて、ときには優勝できるようなF1が見たい。2012年シーズンには、7つのグランプリで7人の異なる勝者がいて、素晴らしかったんだ」
「それがこのスポーツにとって、見せ場として、観ている人たちにとって素晴らしいことなんだ」
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