F1ニュース

2018.11.07

新5冠王となったハミルトンの心理戦と、ベッテルの後悔。タイトル争いの流れを決めた6つのレース【今宮純のF1総括】


 F1ジャーナリストの今宮純氏が2018年シーズンのタイトル争いを総括。セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がタイトルを逃す原因となった6つのレースと、着実に勝利を上げてきたルイス・ハミルトン(メルセデス)の『対決譜』を振り返る。

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 F1ドライバーズタイトルを獲り逃したベッテル、2018年『五冠王レース』の最終コーナーでハミルトンに逃げ切られた。どうしてもゴール前の接戦にもちこめなかった。
 六つの後悔すべきレースがあった。

(1)第4戦アゼルバイジャンGP=48周目、1コーナーでブレーキ・ロック、オーバーランの末に2位から4位に転落

第4戦アゼルバイジャンGP セバスチャン・ベッテル

(2)第8戦フランスGP=スタート直後、1コーナーでバルテリ・ボッタスに接触、17番手後退から5位

第8戦フランスGPスタート直後にバルテリ・ボッタスとセバスチャン・ベッテルが接触

(3)第11戦ドイツGP=終盤52周目、ザックス・ヘアピンでクラッシュ、首位からリタイア

第11戦ドイツGP 終盤にクラッシュしリタイアを喫したセバスチャン・ベッテル

(4)第14戦イタリアGP=1周目、ロッジア・シケインでスピン、18番手後退から4位

第14戦イタリアGP スピンにより後方から追い上げることになったセバスチャン・ベッテル

(5)第17戦日本GP=8周目、スプーンでマックス・フェルスタッペンと接触、19番手後退から6位

2018年F1第17戦日本GP セバスチャン・ベッテル

(6)第18戦アメリカGP=1周目、13コーナーでダニエル・リカルドと接触、15番手後退から4位

2018年F1第18戦アメリカGP セバスチャン・ベッテル

 接触の末にポジションを大きく失い、そこから追い込むパターンを自らが強いた。それを尻目にハミルトンはアゼルバイジャンGPで1勝目、フランスGPで3勝目、ドイツGPで4勝目、イタリアGPで6勝目、日本GPで7勝目と、つぎつぎ勝ち逃げを決めた。こういうハミルトンの勝ち方とベッテルの負け方は、心理戦において大きなギャップが得点差以上に広がる。

■後半戦に勢いを増したマックス・フェルスタッペン


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