F1イタリアGPの金曜会見は、前日のドライバー会見以上にイタリア色の強いものとなりました。前列にマッティア・ビノット(フェラーリ)、アルド・コスタ(メルセデス)、ルカ・フルバット(マノー)が並び、後列にはイタリア・チームのトロロッソからフランツ・トスト、イタリアのタイヤメーカーであるピレリのポール・ヘンベリー、そしてイタリアのフェラーリやダラーラと提携しているハースのギュンター・シュタイナーと、全員がイタリアと何らかの関係がある人ばかり。
とくにコスタは元フェラーリだけに、フェラーリもビノットのことも、よく知る存在。そこで、ふたりにメルセデスとフェラーリの関係を探るような質問が多々寄せられました。
王者メルセデスのコスタに「フェラーリにアドバイスするとしたら?」という答えにくい質問が投げかけられると、コスタは「私もフェラーリにいたときは、いまマッティアがやっているように全力を尽くしたんだけどね……」と笑いながらも、「(うまくいかないのは)何か大きな理由があるのではなく、エンジンや空力やサスペンションや、いろいろな要素が複雑に関わりあっているものだ。それが現在どうなっているかわからない以上、アドバイスなんて不可能だよ」と、エンジニアらしく理路整然とマジメに回答。
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