レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、2018年シーズンが終了し、つかの間の休暇に入ることを楽しみにしているようだ。
週末に行われるF1アブダビGPが、2018年世界選手権の最終レースとなる。これが終わればフェルスタッペンもようやく落ち着いて休みに入り、シーズン中の各レースを省みるだけの余裕ができる。
21歳のフェルスタッペンは今週、「忙しかった最近の数レースが終わって、チームの全員がアブダビ行きを楽しみにしているところだよ」と語った。
「気候が良いところだし、パドックもくつろいだ雰囲気で、誰もがにこやかな表情になれるんだ」
「次のレースが終われば、チームは少しリラックスできる。シーズンを通して働いてきたから、当然の権利として休暇に入れるんだ。もちろんレース直後にテストも控えているけれど、月曜日になったら僕はとにかく気分を落ち着けて日光を浴びるつもりだ」
「あっという間に2019年シーズンに向けたテストや作業に没頭する冬になる。それについてもわくわくしている」
今後の作業においてフェルスタッペンとチームが向き合う件のひとつは、エンジンサプライヤーの変更だ。12シーズンをルノーとともに戦ってきたレッドブルは、2019年から新たにホンダのパワーユニットを搭載する。
Ziggo Sportのリック・ウィンケルマン記者から2019年型マシンをシミュレーターで試す機会があったのかと問われたフェルスタッペンは、以下のように答えた。
「いや、まだだ。だけど、新しいサスペンションやそうしたパーツ類は何度かシミュレーターでテストした」
「僕たちはあらゆるシミュレーションを行っているよ。ホンダのエンジンはベンチテストで回している。レッドブル・レーシングでは、ベンチテストをシミュレーターに繋げられるんだ。だからエンジンを回して、様々なデータを解析できる」
「エンジンの出力が変わることで最も影響を受けるのはギヤボックスだね。冷却システムも修正が必要になる」
「ホンダのエンジンへの変更という決断は早い時期に行っていたから、そうした修正をすべて行えるだけの人員やノウハウは揃っているんだ」