2019年F1第6戦モナコGP、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは惜しくも表彰台獲得はなりませんでしたが、最後までメルセデスのルイス・ハミルトンとバトルを繰り広げ、手に汗握る展開でした。今回も熱田護カメラマンがサーキットを歩き、見て、感じて撮った写真と一緒に紹介します。
—————-
見事なドライビングでモナコを制したのは、ハミルトン選手。
パルクフェルメで降りてきたとき、ミハエル・シューマッハー選手かと思ってしまったのは僕だけ?
ニキ・ラウダさんの急逝で用意されたキャップ。
僕は、ラウダさんの現役の時は知りませんが、パドックにいるときの雰囲気は、ワールドチャンピオンの風格というのはこういうものだというオーラを感じていました。
世界中の子供、若者がF1ドライバーになるのを夢見て努力し、ほんの一握りの選ばれし者がF1ドライバーになり、さらにチャンピオンともなると途方もない才能と努力と運が必要で、複数回の栄冠を手に入れるという偉業はさらに困難な事。
昔の危ないF1の世界で命を落とす事なく引退できて、その後サーキットの誰かに必要とされ、皆に愛され、映画の主人公にもなり仕事を任されるのは、ごく少数。
素晴らしい、人生だったのではないかと推測します。
レース後、ハミルトン選手のヘルメットを持ってガレージに帰るフィジオのアンジェラ・カレンさん。
パルクフェルメでハミルトン選手とハグしていた時、僕はすぐ後ろにいました。
長いハグの間にハミルトン選手から感謝の言葉を贈られていました。その直後、彼女の手はその感動で震えていました。
その場の雰囲気は素晴らしく温かく感じました。
フェルスタッペン選手の2位の位置でチェッカーを受けて、表彰台にいない事をコースで写真を撮っていると理解できませんでした。後から、5秒のペナルティがあっての4位ということを知りました。
鉄壁のハミルトン選手を万が一攻略できていたとしたら、5秒のリードは奪えたかもしれませんね。
でも実際はそうは出来なかった。
うーん、残念でした。勝つチャンスはあったんですけどね。
でも、久しぶりに優勝争いをしているシーンが長く続いたということは、撮影していて緊張感もあり楽しかった!
やっと、トロロッソ・ホンダの2台も揃って入賞できました。7位と8位!
ピエール・ガスリー選手も5位入賞!
ファステストラップもいただき!
ホンダ関係は4台とも入賞という快挙となりました!
右手のHotel de Parisの外装工事が終わっていて綺麗になりました!
キミ・ライコネン選手は300GP目のグランプリ。
去年の優勝者のダニエル・リカルド選手は9位入賞!
素晴らしい!
ハグしているのは、ジャン・エリック・ベルニュ選手。
木曜日、セッション前に、モナコ大公アルベール2世がマーシャルさんを表敬しているところです。
一人一人と握手。